ご葬儀・法要の基礎知識
ご葬儀の後で
遺族は通夜から葬儀までお世話になった世話役やお手伝いの方々にお礼を述べ、会葬者名簿、生花や供え物の控え帳、弔電、会計簿などの引継ぎを受けます。
僧侶や神官などへの謝礼を済ませていない場合で、謝礼金の規定がないときは町内会の世話役か葬儀社の人と相談して決めます。
またお隣やご近所には、車や人の出入りなどご迷惑をおかけしていますので、「おかげさまでとどこおりなく葬儀をすませることができました」とごあいさつにまわります。
喪中について
お亡くなりになった方の一周忌までは喪中とされていますが、続柄やそれぞれの事情に応じて服喪の期間をお決めになってよろしいようです。喪中の間は、結婚式や祝宴などはなるべく差し控えるのが無難です。
年末の欠礼はがき
喪中の年賀状は差し控えます。昨今は年賀状の書き出しが早くなっていますので、遅くとも12月初旬ごろまでには年賀欠礼のはがきをお出しになるのが先様に失礼がなくてよろしいでしょう。
お中元とお歳暮
通常通りお送りされても差しつかえありません。どうしても気になる場合は忌明けがすんでから、「暑中御見舞」「残暑御見舞」「寒中御見舞」としてお贈りされるとよろしいでしょう。
お彼岸とお盆
お彼岸・お盆にはお寺で読経、焼香をし墓参りします。
お盆の間は、ご仏壇の脇などに秋草文様などの盆提灯を飾ります。 特に、新盆は紋天(家紋入り白提灯)や花、野菜などで盆飾りをして新霊をお迎えするのが一般的です。
納骨
仏式は初七日、五七日(三十五日)、七七日(四十九日)または一周忌の法要の際に行います。 神式では五十日祭に納骨を行うのが一般的です。納骨式の際には、前もって参列者へのご連絡、出欠の確認、式後のおもてなしをする会場の手配と配り物の準備が必要です。
仏壇と墓地・墓石
納骨を済ませた後は、お位牌を仏壇に祀りますが、新仏の場合、すべてを短時間に用意するのは大変です。 墓石は一周忌までに建立することを目安に墓地を選定し、仏壇は出来るだけ早い時期に揃えるようにされたらよろしいでしょう。