【京橋千疋屋】
日本初の果物専門店からのれんを分け、最高品質の果物を使ったこだわりの味を提供する老舗フルーツ専門店。
京橋の顔として、街の移り変わりを見つめ続け、モダンなフルーツパーラーでもおなじみ。
常に最高級の品質にこだわってきたその美味は、時代を超えて確かな信頼の贈り物です。
京橋千疋屋について
千疋屋は創業百余年にわたり、御客様よりの信用を受け継ぎ、最高の果物を如何に美味しく召し上がっていただけるかを常に考えてきた「果物屋の老舗」です。
本物志向の時代と言われている今、自然の恵みである果物の最高の品質と、熟度を吟味・厳選しております。御客様の信頼に応え、御客様に奉仕することが先代よりの経営方針の基本です。
京橋千疋屋の誕生
千疋屋総本店三代目・代次郎の妹キヨは父、二代目文蔵の時代に番頭としてふるった谷治郎吉に嫁いだ。治郎吉は商才に長けており、文蔵から厚い信頼を勝ち得ていた。商売人の娘として育ったキヨも自らも根っからの商売人であったと言われる。ある日「分家させてほしい」と切り出したキヨに文蔵は夫、治郎吉のそれまでの千疋屋への貢献と人柄を見込み、治郎吉への暖簾分けを許し、1881年京橋千疋屋が誕生したのである。治郎吉とキヨは中橋広小路に店を開店、こうして京橋千疋屋の歴史は始まった。(当時は中橋千疋屋)
大正3年には東京の玄関となる東京駅が開業。通りには人々が絶えることなく往来し、中橋広小路店は大いに繁盛。後に丸ビル出店、数寄屋橋際で果物食堂を経営するなど、手広く商売を広げ、京橋千疋屋は昭和8年宮内省御用達を拝命することとなります。