ユルチッチはカンプタール、ランゲンロイスで最高の区画に畑を所有。バランスがとれたテロワールの特徴が感じられるワインを造っています。70年代にはコンポストと緑肥に切り替え、2006年には全ての畑を有機農法に転換し、2009年からブドウは初めて有機認証されました。2012年からはアルヴィン・ユルチッチと、妻のステファニがワイナリーを引き継ました。「ディスカバリー ランゲンロイスシリーズ」は偉大なるアペラシオンワインから抜け出した、自由なスタイルのワインです。葡萄は全て手摘みで収穫。除梗はせず全房のまま、上面開放式の5000ルットルのオーク樽(温度管理無し)で、土着の酵母でマセラシオンをしながら2週間醗酵。発酵後、フリーラン・ジュースをオーク樽に移します。マロラクティック醗酵は樽の中で自然に起きます。清澄はせず、沈殿の後グラヴィティシステムにて細かいストッキングを通してろ過し、瓶詰め。瓶詰め時に10mg/の二酸化硫黄を加えました。
モンブランとは「僕の白」つまり「アルヴィンの白ワイン」という意味です。造り手に出来る事は葡萄そのままのキャラクターを引き出す事です。100%健康な葡萄で、作り手が余計な事をする事は何も無く、自然な酸を蓄えた熟した葡萄を収穫する事が出来ました。酸を保った葡萄はユルチッチの産地ではとても大事で、長期熟成可能なワインを産み出します。栓を空ける前に瓶をゆっくり一度上下して下さい。