【生産者情報】
初リリースの1997年ピノ・ノワールでセントラル・オタゴに世界の注目を集めたパイオニア。早期よりバイオダイナミック農法、重力に配慮した醸造所設計、天然酵母による発酵など、人的介入を最小限に抑える手法でニュージーランドTOP5に列する。
【ワイン情報】
バイオダイナミック栽培の4つの自社畑のブドウを手摘みし、ブドウを発酵前に時間をかけてマセラシオン(80%除梗、20%全房発酵)。独自のグラヴィティ・フロー(重力式構造)により、階下の開口式発酵槽、樽にポンプを使わず移動。自然発酵。無清澄。無濾過。フレンチオーク樽で13ヶ月間熟成(新樽率27%)。
●味わい:よく熟したラズベリー、森の下草に混じってほのかに杉の香も感じる。味わいは果実の風味が適度な粘性と凝縮感をともない美しく融合。熟した微細なタンニンはしっかり主張しながらも強すぎることはない。バノックバーン最高立地の4ブロックのピノ・ノワールをブレンド。しっかりとした存在感と落ち着きを感じさせる本物の味わい。