【生産者情報】
メゾン創設からわずか70年。コート・ロティに君臨する北部ローヌの盟主。初代エティエンヌ・ギガルは1924年、14歳の時に1781年創業の老舗メゾン、ヴィダル・フルーリィ社に入りワイン造りを修業。1946年に独立。1961年にエティエンヌの後を継いだ2代目のマルセルは、80年代になって父エティエンヌがかつて奉公していたヴィダル・フルーリィを傘下に収めました。また1995年にはコート・ロティの歴史的なドメーヌである「シャトー・ダンピュイ」を入手。さらに2001年にはジャン・ルイ・グリッパとド・ヴァルーイの両ドメーヌを吸収。そして、2017年 輝かしい歴史を持つシャトー・ド・ナリスがギガルの傘下へ入りました。コート・ロティを中心とする北部ローヌの盟主として、ますますの発展が期待されます。
【ワインの情報】
コート・ブリュヌにあるこの畑は、現在のオーナー、マルセルが10年以上かけてまとめ上げたもので、最初のリリースは1978年ヴィンテージ。ギガル社が誇るもっともマスキュランで長熟な赤。ステンレスタンクを用いて、炭酸ガス置換を行いながらルモンタージュ(ポンピングオーバー)を行い、4週間の醸し発酵をしています。新樽100%で40ヶ月の熟成。
【味わい】
深みのある黒みがかったガーネット。小さな赤い果実、なめし革、甘草、東洋のスパイスなど複雑な香りです。リッチで凝縮感溢れ、タンニンも強く、ストラクチャーがしっかりしています。3兄弟の中でも最も力強いコート・ロティです。