ジャン パビオは19世紀末にルイ パビオが始めたドメーヌで、現当主は4代目のアラン パビオ。2003年から彼の長男ジェローム パビオも参画しています。小規模ながら恵まれたテロワールの畑を所有していることで有名ですが、生産量が少ない為、これまでフランス国外で見かけることはあまりありませんでした。全体的な平均樹齢は20年程度、古い樹で40年以上と比較的若く思われがちですが、この頃が一番力強さとエレガントさがバランスよく表現される時期でもあります。出来る葡萄は特にミネラル、酸、果実味のバランスに秀でており、卓越した醸造技術によりその良さを最大限活かしており、 ロバート パーカー氏のバイヤーズ ガイドでも最良生産者の一人として紹介されています。栽培はテラ ヴィティスと呼ばれる、農薬や除草剤を使わない自然な農法で、環境に配慮した自然に近い状態での栽培を心がけていて、エイチ ブイ イー認証も取得しています。これは彼らの哲学でもあり、良い環境の下でしか、良質な葡萄は育たないと当主ジャン パビオは考えています。シレックス(火打ち石)含有 石灰質土壌 2.3ヘクタール、小石含有 粘土 石灰質土壌 13ヘクタール、粘土 石灰質土壌 10.7ヘクタール 所有する小さな異なる区画や高樹齢区画を巧みにブレンドしたキュヴェ。輝きのあるライトイエロー。柑橘系やエキゾチックフルーツ(ピンクグレープフルーツ、ピーチ、マンゴーなど)の香りが漂う、とても表情豊かな香り。豊かな口当たりで、フレッシュ感があり、コクがあり、バランスが取れていて、わずかに塩気があり、非常に美しい余韻がある。2016年から畑に風車を設置しました。冷たい空気が樹下に溜まると霜害につながるのを防ぐ為のものです。風車により樹上の暖かい空気と混ぜる事で、霜害のリスクは軽減され、果実に適度な酸と熟度が加わり更なる洗練さが加わっています。