【生産者情報】
ニュイ・サン・ジョルジュの中心から2km南に位置するプレモー村にあるドメーヌ ド・ラルロは、ドメーヌ建物の周りの約4haのぶどう畑のクロ・ド・ラルロから名付けられました。 1987年､保険会社のアクサ創設者がこのブドウ畑と建物を購入し､運営をデュジャックで醸造に携わっていたジャン・ピエール・ド・スメに委ねました。これが現在のドメーヌ・ド・ラルロの始まりとなりました。2000年には有機栽培に切り替え､2003年にはビオディナミ農法へ転換しました。除草剤などの化学的介入は避け､ 耕作によって畑の微生物を活性化させる事が重要と考えています。2007年にスメ氏の引退に伴い､運営はオリヴィエ・ルリッシュに受け継がれ､また2011年からジャック・ドゥヴォージュに引き継がれました。ジャックがクロ・ド・タールにヘッドハントされた為､厳しい選考の結果､アレックス・ガンバルで辣腕を振るっていたジェラルディンヌ・ゴド女史が新たにテクニカル・ディレクターとして採用され､2014年9月から正式に着任しました。今後､彼女とラルロの個性が､どのような素晴らしい相乗効果を見せるのか世界中が注目しています。
【ワイン情報】
平均樹齢45年、新樽率45％、16ヶ月～18ヶ月程度樽熟、平均年産20,000本。モノポール(単独所有畑)でドメーヌを代表する畑のひとつです。クロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュは､7.2ヘクタールの面積があります。斜面下部から上部まで様ーな土壌にまたがった、特権的な場所にあるユニークなテロワールで､その特徴を余すことなく表現することで、最高のニュイサンジョルジュのワインのひとつとなります。
【味わい】
ニュイ・サン・ジョルジュプルミエ・クリュを象徴するようなこのワインは上質で均整がとれており､ベリー系果実が口内で鮮やかに広がります。オリエンタルなスパイスやシロップ、プラム、ベリー、ミント、なめし皮、シダ類などの多様な香りのニュアンスがあります。洗練されたミネラルや酸があり、構造もしっかりしていて、複雑で深みのある味わいが堪能できます。
