なにはなくともコスメが大好き!な渋谷界隈のひとびとに聞くitアイテム。キャリアやライフスタイルはいろいろでも、フリィクならではの視点と「好きなものほど語る」というスタンスで、あふれんばかりの愛を伝えてもらいます。
連載3回目に迎えたのはスタイリストの嶋﨑由依さん。「もともとメイクには無頓着だった」と話す彼女。渋谷にコスメフリィクになるきっかけがあったようです。
「そばかすや赤み、毛穴の開きが気になる。でも隠すというより“目立たなくさせたい”。そんなわたしになくてはならないのが〈RMK(アールエムケー)〉の部分用下地、〈スムージングスティック〉です」
――ナチュラルメイク志向、ということですか?
「顔をつくり込むようなメイクが得意じゃないんです。肌にベタベタ塗ったり目もとを盛ったりするのも苦手で、日焼け止めさえ塗ればメイクしなくてもいいや。みたいな時期もありました。でも、裏方のスタイリストとはいえ人の目に入るお仕事ですし、さすがにそうも言っていられないということで」
――〈スムージングスティック〉とであったきっかけはなんでしょう?
「もともと友人に勧められてたんです。〈RMK(アールエムケー)〉はナチュラルな印象があったし、いいなと思っていたんですけど……どれが自分に合うかは実際に使ってみないと分からず。もう美容部員さんに直接相談しちゃおう!と思って、普段からよく立ち寄る渋谷ヒカリエ ShinQs・B1の店舗で、肌の悩みや理想の肌についてイチからお話したんですね。そこでやはり、この1本を強く勧めていただいて」
――実際に使われていかがでした?
「『そうそう!気になるポイントをボカすってこういうこと!』と感動しました。小鼻の毛穴や赤み、目の下のくすみにちょんちょんと塗るだけで目立たなくなる感じ。ナチュラルな素肌感が生まれます。ツヤよりマットタイプが好きなので、余分な皮脂を吸着してサラっとした仕上がりになるのも気に入ってます」
――テクスチャーはいかがでしょう?スティックタイプはすこしかためのイメージですが。
「これはやわらかめですね。だから肌なじみもいいのかなと。このまま塗ってもいいですし、お直しの時は指にのせて直塗りしてます。小さいポーチにも入るサイズなので、ほんとうにいつも持ち歩いてるんですよ。ないと不安になる、お守り的存在です」
――「メイクしなくても別にいいや」という時期もあったのに、変化ですよね。
「わたし的にはこれだけで肌がキレイに見えることもあり、ベースメイクの重要性を実感したんです。あの時対応してくださった美容部員さんにはいまでもお礼を言いたいくらい。以降、手持ちのコスメ、とくにベースメイクアイテムの数が一気に増えました(笑)。でもやっぱりコレがベストかな」
――すごく偏見ですが、スタイリストさんはヘアメイクさんとお仕事される現場も多いでしょうから、基本的なメイクにはあまり悩まれないと思ってました。
「現場でのわたしの責任がどこにあるかというと、やはり服のスタイリング。自分のメイクは一番後回しでした。ただ、チームとしての仕事経験を重ねるほど、ファッションとメイクが切っても切り離せない関係だとより感じるようになってきて。当たり前のことなんですけどね」
――たとえばどのように?
「そばかすをぼかしたり、眉頭の毛を立てたり、唇に透明のグロスを薄く塗ったり……どんなに小さな作業でも“そのひとの全体の完成度”をぐっと上げるんですよ。メイクの力ってすごいなと。わたしのなかではスタイリングでいうアクセサリー使いの感覚。そのひとや服、佇まいを引き立てるために大切なことです」
――スタイリストさんならではの視点ですね。
「メイクに無頓着だった頃の自分もビックリすると思います。コスメフリィクという記事に登場するくらい変わったんだよと教えてあげたい(笑)。この1本とのであいは、わたしのコスメ人生のターニングポイントになりました」
〈RMK〉
スムージングスティック 2,750円(税込) SPF14 PA+
取り扱い店舗/渋谷スクランブルスクエア 6F「+Q(プラスク)ビューティー」・渋谷ヒカリエ ShinQs・東急百貨店ネットショッピング
嶋﨑由依(しまざき・ゆい)プロフィール
スタイリスト・飯田珠緒氏に師事後、独立。現在はファッションメディアやブランドビジュアル、広告モデルのスタイリングを中心に幅広く活動中。学生時代に韓国で学んだファッションマーケティングの知識、養った感性を活かした“ひとクセある韓流スタイリング”も得意。
Instagram
Photography_Hitomi Umemiya
Art Direction_Makiko Higuchi
Design_Kaoriko Sakaguchi
Text_Megumi Nakajima
Produce_Shun Okabe(QUI)