40年以上にわたって皮ふ科学研究を続ける〈Clé de Peau Beauté(クレ・ド・ポー ボーテ)〉。今夏リニューアルを遂げたベーシックスキンケアライン「キーラディアンスケア」が、旧作以上の人気を博しているようです。
肌の輝きを美容液で“生み出し”、ローションで“育み”、モイスチャライザーで“高める”。それぞれの特徴、3ステップの重要性について、今改めてPRマネージャーの福田紘子さんにお話をうかがいました。
- より輝く肌のためのリニューアル
- ステップ① 大ヒットを記録し続ける美容液
- ステップ② “厳選された発酵美容液成分”を含むローション
- ステップ③ 昼夜の肌に着目したモイスチャライザー
- 最新のサイエンスに裏打ちされた美を
より輝く肌のためのリニューアル
――〈Clé de Peau Beauté(クレ・ド・ポー ボーテ)〉の誕生は1982年。皮ふ科学研究を通してサイエンスの領域を極め続ける、資生堂の最高峰ラグジュアリーブランドですよね。
「そうですね。資生堂の約150年の歴史のなかで培った研究開発をバックボーンに持つ『クレ・ド・ポー ボーテ研究所』の知見のもと、サイエンスに裏打ちされた肌の輝きを追求してきました」
――クレ・ド・ポー ボーテ研究所における研究開発とはどのようなものでしょう?
「年齢を重ねても自分史上最高に“輝く肌”を叶える。そんな考えを持っています。肌の最小単位である細胞に着目し、その可能性を高めることを目指しています」
――そんな〈Clé de Peau Beauté(クレ・ド・ポー ボーテ)〉のスキンケアライン「キーラディアンスケア」ですが、昨年9月に美容液が、今年7月にローションとモイスチャライザーがリニューアルされました。全体を通して目指されたことを教えてください。
今年7月、リニューアルを記念して開催されたポップアップイベント
「“輝く肌の、さらなる追求”ですね。なめらかなだけでも、透明感、ハリ感に満ちるだけでもない。長年の研究で明らかにしてきた“肌の知性”を手がかりに、そのすべてを揃えた“美肌の集大成”へと導きます」
――“肌の知性”とは?
「『すべての人が生まれながらにして備えている、生涯美しい輝きを保ち続けるための鍵』と捉えています。そんな肌の知性に注目し、自らが輝きを放てるようサポートするのが『キーラディアンスケア』。美容液『ル・セラムⅡ』はそのブランド最新の知見を詰め込んだ一作目となりました」
――となると、やはりライン使いが望ましいのでしょうか。
「『キーラディアンスケア』が導く肌の輝きは、美容液で生み出し、ローションで育み、モイスチャライザーで高めるという3ステップが非常に重要となります。それはなぜか? ぜひお話させてください」
ステップ① 大ヒットを記録し続ける美容液
――「ル・セラムⅡ」は、リニューアル直後すぐ大反響を呼びました。美容業界の方々からの信頼も厚く、2024年のベストコスメに選ばれることもしばしば。この美容液をきっかけに「キーラディアンスケア」を手に取った方も多いと思いますが、とくにどんなポイントが新しくなったのでしょう。
若々しい印象へ導くファーストステップ美容液「ル・セラムⅡ」(写真中央)。マドンナリリーの花から抽出したエキスとグリセリンをブレンドした保湿・整肌成分を配合し、肌を整えうるおいのバリアで、乾燥など様々な環境ダメージ要因から肌を守る。
「“使い続けるための心地よさ”です。贅沢なシルクのようなテクスチャーが瞬時になじみ、驚くほどなめらかな肌印象をつくります。スキンケアのはじまりに喜びをもたらす美容液ですね。旧作の使用感もご好評いただいていましたが、それがさらにレベルアップしました」
――スキンケアのはじまり。美容液は化粧水のあとに使うものだと思っていました。
「『ル・セラムⅡ』はファーストステップの美容液。洗顔後のまっさらな肌を最初に整えることで、続くローションとモイスチャライザーのなじみもよくします」
――なるほど。使い続けるための心地よさというのは、次の工程も見据えて、ということですね。
「スキンケアは継続することが重要です。どんなに画期的な成分が入っていても、心地よさに欠けるとなかなか習慣化しにくいもの。『キーラディアンスケア』は、処方にもこだわり抜いて肌のお手入れが至福のひとときになるよう設計されています」
ステップ② “厳選された発酵美容液成分”を含むローション
――美容液「ル・セラムⅡ」でまっさらな肌に心地よくうるおいを与え、整えるまでがファーストステップ。続くセカンドステップがローションですね。
「今年7月にリニューアルされた『ローションエサンシエルA(モイスト)』と『ローションエサンシエルC(クリア)』です」
たっぷりの発酵エキスを角層に閉じ込める独自の浸透技術により、美しくしなやかな肌へ導くエッセンスローション。軽やかでみずみずしいテクスチャーの「ローションエサンシエルC(クリア)」(写真左)、まろやかで濃密なテクスチャーの「ローションエサンシエルA(モイスト)」(写真右)の2種類。
――このローション、“厳選された発酵美容成分”が配合されているとか。
「プレシャス米麹発酵エキス※と呼ぶ、NMF(天然保湿因子)の主な構成要素・アミノ酸に着目して開発した成分です。110年以上前から様々な麹菌をつくり続けてきた秋田の麹菌メーカーさんと協働し、米麹の原料となるお米・麹菌の最適な組み合わせを4万通りから探し出しました」
――4万通り! すごいですね。
「組み合わせを試すなかで出合ったのは、通常お酒や味噌や醤油といった食品に向かない個性的なお米です。この非常に繊細で割れやすい特徴をもつお米に合うものを追求して選ばれた麹菌は、分解する力の高い特別なものなんです。このお米と麹菌を組み合わせた際に安定して発酵させることが非常に難しかったんですね」
高品質を目指すため、発酵は職人による手作業で行われる
「そこで訪ねたのが、150年以上前から米麹をつくり続けてきた酒造メーカーさん。プレシャス米麹発酵エキス※は熟練の職人の方々の知識と技術を頼りにようやく完成させられた麹菌から得られる、本当に特別な発酵美容成分なんです」
――酒造といえば昨年末、「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されたばかり。日本の発酵文化や技術に注目が集まっていることが改めて分かりますね。ローションの効果感、使い心地にも期待が高まります。
「どちらも一見とろみのあるテクスチャーですが、『ローションエサンシエルC(クリア)』はみずみずしく、『ローションエサンシエルA(モイスト)』はしっとりとした使用感。肌にすばやくなじんでうるおいで満たします」
同じくリニューアルされた「ル・コトンII」には最高級グレードのシルクを採用。肌表面への摩擦が少なく、ムラなく塗布できる。
――ふっくらつややかですね。肌が生命力を得たかのような。
「角質への効率的な浸透を促す独自技術“ニュートリハイドロストックテクノロジー”を搭載しています。肌表面のキメを均一に整えるだけではなく、乾燥などの環境ダメージ要因から肌を守り、どこから見ても光り輝く若々しい肌印象に導きます」
――まさに輝きを“育む”ステップ。
「『ル・セラムⅡ』で整えた肌に、肌が喜ぶ成分をたっぷり補給して弾力を与え、輝きを“育む”。日本の発酵技術の結晶ともいえるこのローション、改めて、新たに、そして贅沢に生まれ変わったと思います」
※プレシャス米麹発酵エキス(アスペルギルス培養物)(保湿)
ステップ③ 昼夜の肌に着目したモイスチャライザー
――サードステップは輝きを“高める”モイスチャライザーですね。
「サーカディアンリズム(概日リズム) の重要性に着目し、日中と夜とで異なる肌の働きに着目した乳液と、クリームです。加齢によって乱れがちな肌のリズム、いわゆる“リズム老化”にアプローチします」
写真左から、濃密なうるおいを与えてハリ・弾力のあるすこやかな肌へ導く「クレームプロテクトゥリスR(ジュール)」「クレームアンタンシヴR(ニュイ)」(いずれも乳液・クリーム)。みずみずしいうるおいを与え、ふっくら弾む肌に導く「エマルションプロテクトゥリス(ジュール)」「エマルションアンタンシヴ(ニュイ)」(いずれも乳液)。
――日中用と夜用とで違う、ということですか?
「そうです。日中用の『ジュール』は紫外線や乾燥といった環境ダメージから肌を守り、夜用の『ニュイ』は乾燥などの環境ダメージを受けた肌をやさしくケアする役割を担います。うるおいの与え方も異なり、それぞれの肌の働きに合わせた独自技術を搭載しています」
――徹底的ですね。使い心地はいかがでしょう。
「『ジュール』はシルクのようななめらかなテクスチャーで、『ニュイ』はベルベットのようにやさしく、コクのあるテクスチャーです。どちらも生体模倣技術を応用したフォーミュラを採用しているので、角質までしっかりうるおいが浸透します」
――乳液と乳液・クリームがありますが、どのような基準で選べばよいでしょうか?
「ハリ不足など年齢による肌の変化を積極的にケアしたい方には、乳液・クリームの『クレームプロテクトゥリスR(ジュール)』『クレームアンタンシヴR(ニュイ)』がおすすめです。上質なオイルを配合しているので、よりリッチで濃厚なうるおいを感じていただけると思います」
――オイル配合と聞くと重めなイメージを持つ人もいますがが、ほどよくみずみずしいテクスチャーで肌なじみも伸びもいいですね。
「美容液で肌の輝きを心地よく“生み出し”、ローションで“育み”、モイスチャライザーで“高める”。『キーラディアンスケア』の重要な3ステップの完了です」
最新のサイエンスに裏打ちされた美を
――「キーラディアンスケア」は発売当初より人気を博していたラインです。リニューアルには勇気が必要だったのではないでしょうか。
「リニューアルと聞くと“今までと違うものになる”という印象を受けがちですが、『キーラディアンスケア』に関していえば、“ひとつひとつの商品の情報が深まり、最新の知見が積み重ねられた状態=リニューアル”なんです。今までご支持いただいていたポイントはむしろ守り続けているので、長年のリピーター様にもよりご満足いただける自信があります」
――サイエンスの領域を極め続ける〈Clé de Peau Beauté(クレ・ド・ポー ボーテ)〉ならではの見解。
「すべてのアイテムにおいて肌を美しく見せることにこだわり抜いたスキンケア効果の強さが〈Clé de Peau Beauté(クレ・ド・ポー ボーテ)〉の強みですね。 肌を装うベースメイクやポイントメイクであっても“いかに肌を美しくし続けられるか”を目指しています。だからこそ、地道に見える皮ふ科学研究の一歩一歩に大きな価値があると感じています」
――そこに振り切って進み続けることがまた、お客様の信頼を得る理由なのでしょうね。
「はい、そのような肌が主役になるよう企画開発されているベースメイクアイテムのなかで、化粧下地『ヴォワールコレクチュールn』やクッションファンデーション『タンクッションエクラ ルミヌ』を最初に手に取っていただく方も多いのですが、そこからスキンケアアイテムを手に取っていただく方も非常に多い。ブランドの理念に信頼を寄せていただけているようで、嬉しい限りです」
――スキンケアとベースメイクとは密接に関係していますからね。トレンドに敏感な渋谷のお客様にも同じくその傾向が見られそうです。
「渋谷はインバウンド比率も高く、グローバルなビューティートレンドが根付く、美容感度の高い方々が集まる街。そんな感度の高いお客様に対し、『キーラディアンスケア』のようなブランド最先端のサイエンスが搭載された“未来のグローバルスタンダード”を、これからも積極的にご提案していきたいと思います」
interviewee
資生堂ジャパン株式会社 クレ・ド・ポー ボーテ PRマネージャー 福田紘子さん
「肌はその人の佇まいや雰囲気を際立てるパーツ。肌の輝きはその人自身の輝きを目覚めさせる大切な要素だと思います。新しくなった『キーラディアンスケア』で、ぜひ“自分史上最高の肌”を実感してください。皆様自身の、そして日々の輝きにつながることを願っています」
商品情報
・「ル・セラムⅡ」〈美容液〉 20,350円(税込)〜
・「ローションエサンシエルC(クリア)」〈化粧水〉 14,300円(税込)
・「ローションエサンシエルA(モイスト)」〈化粧水〉 14,300円(税込)
・「エマルションプロテクトゥリス(ジュール)」〈乳液(日中用)〉 15,400円(税込)
・「エマルションアンタンシヴ(ニュイ)」〈乳液(夜用)〉 17,600円(税込)
・「クレームプロテクトゥリスR(ジュール)」〈乳液・クリーム(日中用)〉 16,500円(税込)
・「クレームアンタンシヴR(ニュイ)」〈乳液・クリーム(夜用)〉 19,250円(税込)
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