北海道開拓によって、北海道に導入されたじゃがいも。
高原地帯の原産であることからも伺えるように、北海道の気候・風土に適合し、大々的に栽培・定着しました。
今では北海道はじゃがいも生産量日本一。広大なじゃがいも畑は北海道の代表的な風景とまでなっています。
川田龍吉男爵が1908(明治41)年に北海道上磯町(現・北斗市)で海外から取り寄せたアメリカが原産の「アイリッシュ・コブラー(Irish Cobbler)」という品種を試験栽培し、これを普及させたもので、当時正式な品種名が分からなかったこともあり男爵が広めた馬鈴薯という意味で男爵薯と呼ばれるようになったそうです。
男爵が惚れ込んだ味。 それはでんぷん質の高いほくほく感。 加熱すると、「これぞじゃがいも」と感じさせてくれる香りがします。
おいも本来の、ほくほく感を堪能していただきたいので、シンプルな食べ方をおすすめします。 洗って丸ごとラップで包んでレンジでチン。素材そのままの蒸かしいもが一番です。それに少々の塩とたっぷりのバターを乗っけて…バターがじわっと溶けかかったころに、はふはふはしながら食べると最高! 北海道の港町では、バターではなくイクラや塩辛をのせて食べる習慣もあります。お父さんの晩酌のお供にも喜ばれそうな味です。
段ボールでドーン届いて嬉しいんだけど、どうやって保存したらいいの?って声はよく聞くんです。
そもそもイモ類は保存がきく食材。 最適な保存環境は、冷暗所。明るいところだと芽が出てしまうので。あと、りんごと一緒に保存しておくと、さらに日持ちがするといわれています。また、新聞紙にくるんでからビニール袋に入れ、冷蔵庫で保管しても芽が出づらいですよ。