お祝い事や年末年始。ハレの日の食卓で絶大なる存在感を持つのがカニ料理。焼きガニ、カニしゃぶ、カニすき、甲羅盛り等々。みんなの笑顔間違いなしの一品だ。そもそも日本人はかに好きな国民。タラバガニ、ずわいがに、毛ガニ、花咲ガニなどいろいろなカニが食用として水揚げされている。数多いかにの中で、旬便りが目を付けたのは「紅ズワイガニ」。その名の通り、生きているときから紅色のカニだ。ズワイガニとは別物だが、いわば親戚のようなもの。生物学的には、共に十脚目ケセンガニ科ズワイガニ属に属し、紅ズワイガニは「ベニズワイガニ種」ズワイガニは「ズワイガニ種」に分類されている。ズワイガニに比べ、身の入りは少なく水分は多いが、身には甘さがあり美味い。そして、ズワイガニよりもはるかにリーズナブル。高くて美味しいは当たり前。「この美味しさでこの価格」と評されるものを、ということで紅ズワイガニに注目したのだ。
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