幻の山東菜樽漬
幻の山東菜樽漬 1.5kg 税込4,428円 終了しました
乳酸発酵独特の酸味とジャキジャキした食感が特徴
昭和の冬の味覚

かつて昭和の食卓では、冬の漬物といえば山東菜というほど人気のあった野菜でした。漬けて日の経つほどに酸っぱく、風味の増していく山東菜の漬物、懐かしいですよね。

今月ご紹介の阿波屋の山東菜樽漬は、甘味の増した山東菜を2度塩漬けし、ベテラン職人が漬けあげ、乳酸発酵させた商品です。乳酸発酵独特の酸味とジャキジャキした食感が特徴。昭和の冬の味覚をお届けする予約販売商品です。

以前は家庭で漬けられていた”昔ながらの漬物”を現在の技術で復活させた懐かしの味をご堪能ください。

                                     
なぜ"幻"?

山東菜とは中国の山東省より伝来したと言われる白菜の一種です。白菜の様に丸まって育つのではなく、葉が半分広がるような形で育ちます。
1つが5~6kgまで育つ大変大きいもので、主に漬物用として栽培されます。

日本には明治の後半に移入され、東京の足立や葛西等で盛んに栽培されていました。 冷蔵庫がまだ普及していなかった昭和初期~中期ごろまでは、各家庭の冬の常備菜にするため漬物として食べられていたそうです。しかし、農家の高齢化と収穫が重労働になることから生産者が減少し、現在となっては主に埼玉県の一部で生産されるだけになりました。

生産農家が少ないため収量が少なく、今では東京の足立市場で年末の10日間しかセリが行われない為、幻の野菜となっています。

この時期だけの予約販売の理由。

山東菜に限らず葉物の野菜は、冬場になると凍ってしまうのを防ぐために糖分を蓄えていきます。

山東菜の原菜は冬場の霜にあてて甘味をのせた後、5kgほどに成長させてから収穫されます。
生命力のある野菜であるため、収穫せずに残しておくと10kg近くまで成長するそうです。

有機肥料を使って栽培された原菜は11月の後半ごろに収穫され、3週間ほどかけて下漬けが行われます。
漬け込み期間で乳酸発酵が行われ、山東菜独特のジャキジャキとした食感とうまみ、酸味が生まれ、山東菜漬でしか味わえない味へと仕上がります。

おいしくなった原菜を使って一番おいしい漬物を食べていただきたいというこだわりだからこその季節限定。12月下旬からのお届けまで楽しみにお待ちください。

白菜と比べて山東菜は栄養もたっぷり!
栄養素 山東菜(漬物) 白菜(漬物)
カリウム(mg) 420 230
カルシウム(mg) 190 47
βカロテン(μg) 1700 14
ビタミンK(μg) 150 57
ビタミンC(mg) 44 27

可食部100gあたり(日本食品標準成分表 七訂より)

白菜とはここが違う山東菜

山東菜は白菜の様に結球せず、半分広がりながら成長する漬物用にされる野菜です。

形や大きさももちろんのこと、栄養成分も違います。白菜よりカリウムやカロテンを多く含み、形だけでなく栄養成分も全く違う野菜です。

山東菜は葉っぱ1枚1枚の厚みが白菜よりも厚く、繊維もしっかりしている為、煮物にしても、漬物にしても白菜よりも食べごたえがあります。漬物として漬けられた後はジャキジャキとした独特の食感があり、乳酸発酵させた後の風味は白菜では出すことができません。

白菜・山東菜ともに成分の約95%は水分ですが、山東菜は白菜より原菜の持っている力が強く、栄養価も高いと言えます。

酸っぱさが美味しい山東菜

山東菜漬は漬け替えを行いながらじっくりと乳酸発酵させて作る発酵食品。一般的なスーパーで売られている白菜漬とは全く違う昔ながらの漬物です。

色がくすんで見えるのは熟成された証。

山東菜漬は生きた植物性乳酸菌を含んだ漬物ですので、時間がたつごとに漬け液の濁りと酸味が増え、発酵が進んで味が変化するのです。
この独特の酸味は乳酸菌によるもので、商品が傷んでいるわけではありません

酸味の苦手な方はお早めにお召し上がりいただき、酸っぱい漬物をお好みの方は時間をおいてお召し上がりいただくことによってお客様自身の好みの味を作れます。

そのまま食べていただいても十分においしいですが、食べやすい大きさに刻んだ後、七味・鰹節をお好みでふりかけ、さっと醤油をかけて食べていただくとよりおいしく召し上がっていただけます。

受注期間・商品のお届けについて
・受注期間:11月30日(月)17時まで
・商品のお届け:12月下旬から発送
幻の山東菜樽漬 1.5kg
幻の山東菜樽漬 1.5kg
税込4,428円
終了しました