BEAUTYPATROL
ビューティーパトロール vol.7　華やかにツヤめく
2022年本命の春コスメ

渋谷スクランブルスクエア 6階「+Q（プラスク）ビューティー」で話題のアイテムをシーズンごとにご紹介。
今回は、東急百貨店の化粧品バイヤー宇田川さんが、2022年という新しい年の幕開けにぴったりの新作・春コスメの情報をキャッチ！注目のウォーム系のアイカラーから、今年復活といわれている新作チークの情報までたっぷりお届けします。

脱マスクに期待を込めて
リップやチークで華やぐ新メイク習慣

2年間のコロナ禍を経てシンプルな「マスクメイク」が定着しました。しかしメイク好きの人は、もっとメイクをしたくてウズウズしているかもしれません。そんな方に朗報です！ 春の新作コスメはカラーを楽しむアイテムが勢ぞろい！と、宇田川バイヤーは話してくれました。

「コロナ禍において、アイメイクやスキンケアに重点を置くメイクが流行しました。しかし2022年、春夏コレクションのランウェイでもカラーやグリッターでリップを目立たせる斬新なメイクが登場し、これまでの我慢を解放するかのような華やかなコスメが注目されています。新年明けてすぐ販売される各メーカーの新作・春コスメでも、攻めた、ゴージャスな印象なアイテムが揃っている印象です」（宇田川バイヤー）

「まだしばらくはマスク習慣が続くとは思いますが、今回はマスクが外れる期待を込めて、カラーコスメをピックアップしました。ヴィヴィットカラーと、透明感のあるツヤのテクスチャのものを中心に厳選しています。目元のメイク、特にカラーマスカラは継続で人気で、リップやチークなどが復活傾向です。東急各店でもタッチアップを段階的に解禁しています（状況次第で変更する場合もございます）。ぜひ気になるアイテムは店頭で試してみてくださいね」（宇田川バイヤー）

可愛い見た目以上の機能性
〈JILL STUART(ジルスチュアート)〉が誇るカラーコスメ

「パッケージやパステルカラーが人気の《ジルスチュアート》ですが、発表後すぐにSNSでも話題になった『ブルームクチュール アイズ』は機能性にも優れたアイシャドウです。カラーマスカラの『ブルーミングラッシュ　ニュアンスカーラー』はブランドらしいバイオレットやピンクのニュアンスカラーとツヤをまつげにプラスでき、トレンド感のある目元に仕上がるため、注目を集めています」（宇田川バイヤー）

「『ブルームクチュール アイズ』は陽だまり宿す光で透けた花びらを重ねたような、繊細な彩りと透明感ある仕上がりを叶える5色のアイカラーパレットです。中央のシマーブライトカラーをベースに入れると、華やかなパールがくすみを飛ばすので、上に乗せるカラーが美しく発色します。まわりの4色のペタルカラーは、単色でも濃淡でもその日によって使い分けも可能です。淡い柔らかな#01~04、発色が良く深みも出せる#05~#08と豊富なカラー展開で必ずお好みの1色が見つかりますよ。中でも『05 dahlia blush』は評判で、深い赤みブラウンでもカラーパールが含まれているので、色が沈まずに美しく目元を彩ります」（ジルスチュアートBS）

「昨年は明るく、ラメも大粒の大きいアイカラーが揃っていましたが、さりげない透明感のあるツヤをプラスするのが今年の〈ジルスチュアート〉です。オイルベースのシマーブライトカラーは指にとったときと、肌に乗せたときで質感が異なりますね。とても軽く、少量でもするすると伸びるので、薄づきでもしっかり、でもナチュラルに目元が艶めきます。ペタルカラーに合わせて色味が異なるので、カラーによってはハイライトや涙袋にも差し込むことができます。これはついつい集めたくなりますね！」（宇田川バイヤー）

「マスク習慣で肌にダメージが蓄積し、メイクにトーンアップやツヤを求める方が増えている印象です。『ブルーミングラッシュ ニュアンスカーラー』はクリスタルクリアパウダー配合で透明感のあるツヤやかな仕上がりを叶えるニュアンスカラーのマスカラで、陰になりやすい目元を明るく仕上げます。目元を印象づけたいときは01~02を、垢ぬけた、トレンド感のある表情には03~06がおすすめです。 力強いカール効果とカールキープ力で、マスカラ下地、トップコートにもおすすめです。高い球状パウダー＆極細ブラシなので細かな部分も、ひと塗りでダマにならず、コームなしでもきれいに塗ることができますよ」（ジルスチュアートBS）

「肌に乗せてみると、アイカラーのように肌に均一にのるのがわかりますね。なじみの良いカラーなので、普段のメイクの延長上で新しい表情にチャレンジできそうです。また、コロナ禍でスキンケア効果のあるコスメが増えました。ラベンダーオイルやアボカドオイルなどの保湿成分がしっかり入っているので、カラーメイクを楽しみながらケアできるのは嬉しいですよね」（宇田川バイヤー）

新感覚のキラキラ体験
新時代に向けた〈Celvoke(セルヴォーク)〉のラメメイク

「テラコッタカラーのスマッシュヒットなどくすみ系のカラーが人気の《セルヴォーク》。しかし今春のカラーアイテムは、なんとグリッターやラメを散りばめたキラキラメイクが登場します。目元、チーク、リップとマルチに使える『インフィニトリー グリマーリキッド』や、ニュアンスカラーを口元に添える『ディグニファイド リップス』は必見です」（宇田川バイヤー）

「今季は『new brightness with emotion』をテーマに、新時代に向けたカラフルで輝かしいコレクションになっています。人間とはかけ離れたテクノロジーを表現するラメや、人の温もりを感じるオレンジなど、幅広いカラーレンジを楽しめます。『インフィニトリー グリマーリキッド』は今までになかったラメアイテムで、90年代の目元を輝かせるメイクが戻りつつある今季、とても活躍しそうです！ 肌が染まるようにクリアに発色するので、1本で大胆かつ奥ゆき感のある仕上がりになりますよ」（セルヴォークBA）

「ラメなのに天然由来成分94.6%と、さすがスキンケアブランドのクオリティです。また、水のようなテクスチャなのに、薄膜フィルムですぐ肌と一体化するように密着してくれるので、ラメ落ちを気にせずにツヤメイクができますね。さらにお湯でオフできるので、夜のケアも楽になるのはとても助かります」（宇田川バイヤー）

「現在販売中の『ディグニファイド　リップス』はノンパールのリップですが、限定カラーはシアーな発色ながらパールが輝き、唇に輝きと抜け感をもたらします。おすすめはゴールドパールがきらめく『#34 シャインキャメル』に、偏光ブルーパールが入った『#EX14 ホログラムパープル』を重ねるミックススタイルです。ディグニファイドオイルブレンド＊によって、体温に溶けるようにするすると伸び、ぴたりと密着します」（セルヴォークBA）
＊スクワラン、ヒマワリ種子油

恋のときめき
〈PAUL ＆ JOE(ポール ＆ ジョー)〉

「マスク習慣からチークをお休みしていた人も多いのではないでしょうか。今季《ポール ＆ ジョー》より登場する『プレスト ブラッシュ』は、約6年ぶりにリニューアルしたパウダーチークなので期待感が高まります。マスクからチラ見えするチークは、顔色を明るくし、表情を華やかにしてくれるというのです。同じくじゅわっと血色感をプラスする『リップスティック CS』の限定カラーと一緒に、春メイクを思い切り楽しめそうですね」(宇田川バイヤー)

「新作『プレスト ブラッシュ』は鮮やかなカラーで血色感のある頬をつくりだすチークです。フィッティングヴェールパウダー（※アルミナ）でピタッと密着して、ヨレ、崩れを防ぎ、時間が経ってもつけたての発色を美しくキープしてくれます。 中でも『＃01スクレドール』はベースメイクの仕上げとして使って頂きたいカラーで、ハイライトのようにツヤをプラスすることができ、一日中表情を明るくしてくれますよ」（ポール ＆ ジョーBA）

「今季のテーマ『恋の季節』にちなんだ、10種類のカラーはどれにするか迷ってしまいそう！ 私がカラーで注目したのは、こっくりとしたベージュピンク×カッパーレッドの『＃05オルゴール』です。ブレンドするとやわらかな印象になるので、その日の気分によってミックスする分量を変えて、メイクを楽しみたいですね」（宇田川バイヤー）

「人気の『リップスティック CS』からは血色感のある限定カラーが登場しました。昨年はリキッドルージュのパキッとした赤が主役でしたが、今季はツヤがトレンドなので、オイルをたっぷり配合したリップスティックがおすすめです。まるで美容オイルを塗っているかのように、うるおいの膜でコーティングして、ぷるんとした唇に整えてくれます。オイルベースですが密着力があり、摩擦でも色剥がれしにくく、ヨレにくいのも特徴です」（ポール ＆ ジョー　BA）

「お出かけ前のメイク時間が楽しくなるようなカラーがそろっていますね。〈ポール & ジョー〉はブランドの世界観を楽しめるケースも販売しているので、見た目も楽しめるアイテムがそろっています。このワクワク感は、まさに新しい季節のメイクにぴったりです」（宇田川バイヤー）

まるで冬のように、長い長いおこもり生活が続いた1年間でしたが、厳しい冬の後には暖かい日差しとともに春が訪れるものです。新たな年、新たな季節の訪れに対する期待感は膨れるばかり。

もちろん、コロナ禍前とまったく同じ生活ができるとは限りません。しかし洋服と同じようにマスクとチークカラーでコーディネートするなど、コロナ禍で生まれた新たなトレンドもあります。2022年の、解放感のある鮮やかな春コスメもそのひとつです。これからお出かけのチャンスが増えることを願いながら、新たなカラーメイクにチャレンジしてみませんか。