ジュヴレ名門ドメーヌ。家名として1610年まで、ドメーヌとして1817年まで遡ります。歴史あるだけに多くの古木を有しているが、それに甘んじる事無く畑作業を重視し、多くの時間を割いています。厳格なリュット・レゾネで収穫は全て手作業で行います。醸造法は伝統的なスタイル。上面開放タンクで温度管理を徹底し、手でピジャージュ。発酵は約3週間、最上のトロンセとヴォージュ産の樽を使用。樽熟約18ヶ月。グラン・クリュを除き通常50%新樽使用、残りは1年樽を使用します。驚くべきポテンシャルと複雑味溢れる香り、洗練され、しなやかさと力強さとを見事に調和させたワインは多くのジャーナリストが大変高い評価をしています。2015年10月、若くして急逝したフィリップ・ロティ氏の跡を継いだのは、弟のピエール・ジャン・ロティ氏。ドメーヌとして彼で12代目となります。フィリップはここ数年病に伏していた為、実質的には彼がドメーヌを任されておりその名声を高めていました。正式な後継者となった今、父と兄の意思を継ぎ、さらなる発展の為に意欲を燃やしています。