ムルソー村に構える家族経営のドメーヌ。ムルソー村でシャルム、ジュヌヴリエールなどの1級畑他5か所の畑をはじめ約9haを保有。現地フランスワインガイド「アシェット」では「最も心に残るワイン賞」を何度も獲得するなど、ムルソーの実力派として現地で高い認知を誇る。数代に亘るムルソー村の小規模な家族経営のドメーヌで、現当主のギィ・ボカールが1988年にブドウ畑とドメーヌを父親から譲り受け現在に至る。優しい人柄のボカール氏が生み出すワインは、伝統的なムルソーの味わいを表現し、まろやかでエレガントな酸味とフルーティーさ、ヘーゼルナッツやバターなどの香りを優しく感じ、そのコクと深みのある味わいのバランスが魅力。近年では新樽比率を下げ、テロワールを重視し、健全に成熟したブドウから芳醇なムルソーを生み出している。ムルソーのコミューン内にある、海抜230mの南東向きの1.82hの粘土石灰岩土壌の畑から造られる。醸造には、全房100%、ステンレスレスタンクとバリックの両方を使用。熟成は新樽20%のバリックで12か月。ピュアなシトラスの風味を感じられるバランスの取れた味わい。