◎THE WINE by TOKYU DEPARTMENT STORE 取扱商品
シルヴァン・モレはシャサーニュ・モンラッシェの銘醸家、ジャン・マルク・モレの息子。妹のカロリーヌは同郷のピエール・イヴ・コランと結婚し、ドメーヌ・ピエール・イヴ・コラン・モレを創設すると同時に、自身のドメーヌも運営している。
一方、1995年に南仏へと渡ったシルヴァンは、リュベロンにブドウ畑を保有。しばらくはコーペラティヴにブドウを売っていたが、2002年に自身のドメーヌ、ラ・バスティード・デュ・クローを起こした。なぜ南仏かといえば、前妻がエクサン・プロヴァンス近郊にブドウ畑を持っており、初めてこの地方を訪れた際、惚れ込んだのだという。2014年にジャン・マルク・モレの所有畑が生前贈与の形でカトリーヌとシルヴァンに分け与えられ、このヴィンテージからシャサーニュ・モンラッシェでもワインを醸造。リュベロンとシャサーニュ・モンラッシェ間は車で4時間に過ぎず、2週間ごとにシャサーニュへと戻ってきては畑仕事や蔵での作業に勤しんでいる。
現在、シルヴァンがシャサーニュ・モンラッシェに所有するブドウ畑は2.5haだが、2018年までには4haまで広がる予定。ジャン・マルク・モレの所有畑が約8.5haだから、カトリーヌとほぼ半分づつという計算になる。現在のアペラシオンは村名シャサーニュ・モンラッシェ(白、赤)、サントーバン1級シャルモワ(白)、シャサーニュ・モンラッシェ1級シャン・ガン(白、赤)、シャサーニュ・モンラッシェ1級カイユレ(白)、サントネイ・クロ・グラン・ルソー(赤)など。