◎THE WINE by TOKYU DEPARTMENT STORE 取扱商品
VTにより各品種の割合は増減する。
1983年以来、自家消費用に造っていたこの地方伝統のドゥミ・セック・ロゼのスパークリング・ワイン、ビュジェ・セルドンが評判を呼び、1992年に畑でスタートしたドメーヌ。当主ラファエルは1997年にエコセールのビオロジック認証を取得。ガメイ、プルサールともメリニャ村周辺特有の痩せた石灰岩土壌で、収穫量をわずか47hl/ha前後まで抑制。野生酵母で、醸造時は亜硫酸無添加、メトード・アンセストラル(ビン詰め自然発酵)が生む、爽やかな甘みと微笑むような優しい酸が心地よいワインは、パリのビストロなどでも高い人気となった。しかし、「ワインは崇高な自然の産物であり、けっして産業のためのものではない」とのラファエルの哲学は、自家消費ワイン生産時から不動で、畑の拡張には非常に慎重。全ての区画はセラー兼住居から半径500m以内とし、2017年の時点でも総面積2.1haにとどめる。2016年から長男も栽培、醸造に参画。ビュジェ・セルドンは収穫をしてその年のうちには瓶詰めをし、寒い冬を越すとともに、出来上がるワイン。爽やかな甘みと酸味、鮮やかなピンクの色合いが優しく春を告げる。