【生産者情報】
1808年ローヌの銘醸地タン・エルミタージュに創業してから7代目ミシェル・シャプティエに至るまで一貫した家族経営のもと、畑を守り、テロワールを尊重する姿勢を貫く造り手です。テロワールやその年の特長を土壌に語らせ、それを純粋に表現することが現当主ミシェルの哲学。「自然は常に最終決定権を持っています」という捉え方は、まさしく地球環境を頂点とし、人間はそのサーバントであることを示唆しています。SDG’sがそのまま反映されている同氏の姿勢が世界を変えていきます。世界中のワイン専門家や著名ソムリエが一目置く存在であり、ロバート・パーカー氏に「地球の輝き煌めく光のひとつ」、「これ以上に並外れたワインを造り出すワイナリーは世界中探しても殆どない」と言わしめたエルミタージュ最高峰の造り手。ビオディナミ農法への取り組みも早く、伝統と現代性を組み合わせた革新的かつ謙虚なワイン造りが感動と本物の味わいをもたらしています。その結果、ロバート・パーカーから100点満点の最高評価を40回以上も獲得する等の偉業も果たしています。自然に敬意をはらったミシェル氏の情熱的なワインはまさしく“芸術作品”ともいえます。
【ワイン情報】
タヴェルはローヌワイン産地の南部に位置するアペラシオンで、すべてロゼ・ワインが生産されています。最低アルコール度数は11%でなければならず、歴史的に熟成可能な辛口のロゼが生産されています。タヴェルはルイ14世やアビニョンの教皇のお気に入りのワインであったと言われており、20世紀の作家アーネスト・ヘミングウェイも好んで飲んだと言われています。果皮と混合している発酵途中のジュースを抜き取る「セニエ」という方法で造られる力強いロゼワインです。
【味わい】
深みのある美しいルビー色。熟した果実、モレロチェリー、グレナデンのような香りで、味わいが口いっぱいに広がり、調和がとれていて、赤いさくらんぼを感じさせる力強いワイン。