なにはなくともコスメが大好き!な渋谷界隈のひとびとに聞くitアイテム。キャリアやライフスタイルはいろいろでも、フリィクならではの視点と「好きなものほど語る」というスタンスで、あふれんばかりの愛を伝えてもらいます。
第1回にご登場いただくのはメイクアップアーティストの旭茉理乃さん。モードなメイク&ファッションを取り入れた福祉美容のフィールドでも活躍中の旭さんはかつて、渋谷の中高一貫校に在学していた渋谷っ子の一人です。
「メイクする仕事は諦めなさい」といわれた肌にも
―どんなitアイテムをご紹介いただけるのでしょう。
「〈ADDICTION〉の〈スキンプロテクター カラーコントロール〉です」
―カラーコントロールということは、下地ですか?
「そうです。肌の色味をナチュラルに整えるための、ファンデーション前の仕込みです。わたしが長らく愛用しているのは〈001 Fair Lavender〉で、ライトパープルのニュアンスが気になる黄みやくすみも抑えてくれます」
―お仕事柄いろんな下地を使われていると思いますが、とくにどんな点がズバ抜けてますか?
「とにかく透明感ですね。ツヤっとフレッシュな透明感づくり。Tゾーンや頬骨の高い位置にのせるだけでも全然違うと思います」
―顔全体に塗らなくてもいいんですね。
「ポイント使いだけでもかなり満足してます。“顔のなかで明るくしておきたい部分”に塗るイメージ。ぷりっとヘルシーなハリ感、さり気ない立体感、ポジティブな表情感も出せる気がしますね。だからちょっと疲れてる日も心強いという」
―なるほど。下地でハイライトを仕込む的な。
「全体に塗ってももちろんいいんですけど、塗りすぎるとパープルという色味の特性上、白くなりすぎちゃうことがあるので。そこはもとの肌の色味や調子と要相談かなと。あと、青ぐすみが気になる方はこの色味だとどんよりした肌色になるかも。ピンクニュアンスの〈002 Healthy Rose〉がおすすめです」
―塗り心地はいかがでしょう。
「伸びがいいです。するする〜っと伸ばせる」
―本当だ。肌の色味になじんでいく感じも自然ですね。
「なめらかなフィット感も気に入ってます。小さめの毛穴ならカバーできるかな」
―外に出ない日はこれだけでもいいかも。
「SPF40 PA+++なので室内でも日焼け止め対策がとれますね。でもやっぱり、つづくファンデのノリのよさを実感していただきたい。肌びじん度がぐっと上がります」
「ライトパープルのニュアンスから、わたしの肌の色味や状態をある程度想像していただけると思うんですけど。ただそれより特徴的なのは、昔から肌がすごく弱いこと。お医者さんに“メイクする仕事は諦めなさい”といわれたこともあるくらい」
―え!
「でも、メイクは好きだし仕事にもしたいし、そうなるといろんな化粧品を試すことになるじゃないですか、自分の肌で。だから必然的に“肌にやさしい使い心地”が選抜コスメの条件。そういう意味でもこのコントロールカラーは信頼してます。“透明感マジックをかけられる”と言ったらいいのかな」
―試すのが楽しみです。同じ肌悩みをもつ方々にも参考にしていただけそうですね。
「下地はメイクの工程上気軽に試しづらかったりするので、ぜひ参考にしていただけると。やっぱりお化粧するのって楽しいですから。メイクアップアーティストである以上はそういう感覚の味方でいたいし、コスメにもそういうポテンシャルを求めます」

〈ADDICTION〉スキンプロテクター カラーコントロール 001 Fair Lavender 4,180円(税込)
取り扱い店舗
渋谷スクランブルスクエア 6F「+Q(プラスク)ビューティー」
SHIBUYA109渋谷店 1F「Dress Table by ShinQs ビューティー パレット」
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旭 茉理乃(あさひ・まりの)プロフィール

幼少期をイギリスと日本で過ごし学生時代に帰国。2016年に再び渡英し、メイクアップアーティストとして活動開始。2022年には介護やユニバーサルデザインに関する資格を取得し、2023年にアジア最大級の国際福祉機器展のユニバーサルデザインのファッションショーのチーフメイクアップを務めた。現在も福祉美容の講師を担当するなど活動の幅を広げている。
Instagram
Photography_Kanto Kurosawa
Art Direction_Makiko Higuchi
Design_Megumu Nozawa
Text_Megumi Nakajima
Produce_Shun Okabe(QUI)