

東京・青山の老舗洋菓子メーカー〈ヨックモック〉。社名の由来は、スウェーデン北部の小さな町の名前。ロール状クッキー「シガール」は、〈ヨックモック〉のロングセラー商品です。原材料はシンプルで、日本で手に入るものの中から上質でお菓子作りに最適な素材を選び、妥協のないレシピで「本物のおいしさ」を追求しています。

「YOKUMOKU」に込められた思い
スウェーデンの首都ストックホルムから北へ
約800kmの北極圏の線上にある、森と湖に囲まれた小さな町の名前(JOKK MOKK)。
そこには自然の厳しさとは対照的な家庭の温かさがあります。
その語らいを弾ませるのは、いつも食卓を飾るホームメードのお菓子たち。
その真心がこもった手作りのおいしさこそ洋菓子の真髄だと感じ、綴りも日本人に馴染みやすいように「YOKU MOKU」と名付けました。

こだわり抜いた美味しさ
菓子には、人を笑顔にする不思議な力があります。
創始者である藤縄則一は、戦後、原材料の確保が難しい中、
自身のつくった菓子たちが人々を笑顔にすることに心打たれ、
菓子づくりに生涯をささげました。
その思いを受け継いだ私達は、たくさんの人々においしい菓子を届けたい。
そう願い、まごころを込めた菓子づくりを信念としています。
食べる人の喜ぶ顔を想像して、こころを込めてつくる。
これが創業以来続く「菓子作りの精神」です。

シガールのこだわり
バターのコクと風味を最大限に生かし、サクサクとした軽い口当たりと繊細な口溶け。バターの配合は、「これ以上入れるとお菓子にはならない」というギリギリの分量まで増やし、より高いコクと風味の実現を図りました。結果、材料の配合比はバターが最も多く、ついで砂糖、卵、小麦粉となりました。当時、一般的な焼き菓子は小麦粉の配合が最も多かったことに比べても全く異なる配合です。バターが多くデリケートな生地を薄く薄く焼き上げるのも至難の技でした。ようやく焼き上がったごくごく薄い生地は、非常に壊れやすく、扱うことすら困難を極めました。生地を補強するためのロール状に巻く発想が生まれ数々の試練を乗り越えて「シガール」が誕生しました。
こだわりを読む