お歳暮とは?知っておくべき基礎知識とマナー|
お中元との違いも紹介

お歳暮とは?知っておくべき基礎知識とマナー|お中元との違いも紹介

「お歳暮のマナーがよくわからない」「贈るタイミングがわからない」そのようなお悩みはありませんか?

そこで本記事では、お歳暮の基礎知識とマナーを紹介します。

この記事を読めば、お歳暮についての基本的な知識やマナーが身に付きます。お歳暮をどうすればよいか悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。

お歳暮とは|基礎知識

お歳暮と聞くと、年末にお世話になった方への贈り物のイメージがあると思います。なんとなく知ってはいるものの、意味や由来についてご存じない方も多いのではないでしょうか。

お歳暮とは、日頃お世話になっている方に感謝の気持ちを込めて、1年の締めくくりに贈る品物です。「1年間お世話になりました」の挨拶の意味も込められています。

お歳暮は、中国で神様へのお供え物を季節ごとに贈っていたのが始まりと言われています。これが日本にも伝わり、定着した慣習が「お歳暮」「お中元」となりました。

お歳暮もお中元も、お世話になった方への贈り物といった意味では同じです。違いは贈る時期で、お歳暮が年末に贈るのに対してお中元はお盆頃に贈ります。

贈る時期が異なるので、当然贈り物の内容も変わります。お中元は暑い時期の贈り物なので、ジュースやそうめん、アイスクリームなど暑い時期に適した商品が喜ばれやすいでしょう。

一方、お歳暮は年末頃に贈るので、年末年始に食べられるハムやすき焼き用のお肉、海産物などが好まれます。

お歳暮|マナーを紹介

お歳暮にはいくつかマナーがあります。マナーを知らずに贈ってしまい、相手に「常識がない」と思われてしまう事態は避けたいものです。

ここからは、お歳暮のマナーとして押さえておきたい「贈る時期」と「値段の相場」を具体的に紹介します。

お歳暮を贈る時期

お歳暮を贈る時期は地方によって違いがあります。

  • 東日本:11月下旬から12月20日前後
  • 西日本:12月13日から12月20日前後

全国的には12月20日頃までに贈るのが一般的ですが、沖縄では12月25日ごろまでに贈ればよいとされています。

お歳暮の値段相場

お歳暮の値段相場は、3,000円~5,000円が一般的です。

ただし、お歳暮の目的は相手に感謝の気持ちを伝えることなので、特に金額にこだわる必要はありません。相手に負担をかけないたくない場合は、あまり高価な贈り物は避けたほうがよいでしょう。

お歳暮|このようなときはどうする?

お歳暮を贈る際に「このようなときどうしたらいい?」と悩むことはありませんか?

  • 喪中である
  • 時期が過ぎてしまった

それぞれ対処法を詳しくみていきましょう。

喪中である

「ご自身が喪中」「贈る相手先が喪中」のどちらの場合も、基本的にお歳暮は贈っても問題ないとされています。喪中を理由に、お歳暮を贈ることを自粛する必要はありません。喪中の場合は、熨斗はつけずに白無地のかけ紙や短冊を使用しましょう。

ただし、ご不幸があってから四十九日を迎えていない場合はお歳暮を贈るのは控えたほうが無難です。どうしても感謝の意を伝えたいときは、松の内と呼ばれる年神様が滞在する期間が終わってから「寒中御見舞」として贈り物をしましょう。

なお、松の内は関東では1月1日から1月7日、関西では1月1日から1月15日とされています。

お歳暮を贈る時期を過ぎてしまった

年内にお歳暮が用意できなかった場合は、松の内までであれば「御年賀」として贈ります。その期間も過ぎてしまった場合には、2月4日までに「寒中見舞い」として贈るようにしましょう。

しかし、お付き合いがあった方から突然お歳暮が来なくなると「何かあったのかな」と心配させてしまう可能性もあります。時期が過ぎてしまいそうなときは、あらかじめ先方にお歳暮として贈れない理由や、御年賀・寒中御見舞として贈る旨を連絡しておくと安心です。

お歳暮|シーン別に商品例を紹介

お歳暮といってもさまざまな商品があります。相手の喜ぶ品物がどのようなものか考えるのも大変ですよね。そこで、贈り物の品を考える際に役立つ選び方のポイントを3つ紹介します。

  • 家族構成から考える
  • 季節のものから考える
  • 地元の特産品から考える

何を贈ればよいか迷った時の参考にしてみてください。

家族構成から考える

まずは、家族構成から考えてみましょう。家族構成によって、喜ばれるものや贈る量は異なります。例えば、2人家族に大人数で食べるような品物を贈っても食べきれない可能性もありますよね。

夫婦2人のように人数の少ない家族構成であれば、量より質を重視した高級感のある贈り物がよいでしょう。有名店のスイーツギフトや老舗和菓子店の詰め合わせなどはいかがですか。

子どもがいたり、ご両親と同居していたりする大家族の場合には、量があるほうが喜ばれるでしょう。ハムやソーセージの詰め合わせセットなど、子どもも食べられるものがおすすめです。

季節のものから考える

季節を意識した贈り物も相手に喜ばれます。お歳暮は年末に贈る品物なので、お正月に家族で食べられるようなものもよいでしょう。

具体的には、高級和牛のすき焼き用お肉などは喜ばれる傾向にあります。年末年始は、家族や親せきが集まってすき焼きなどをする機会も増えるので、お肉は人気の商品です。

お肉以外にも、お正月に食べたくなるカニやいくらなどの海産物も人気があります。

地元の特産品から考える

お歳暮を贈る相手が遠方の場合は、ご自身の地元の特産品から選んでみるのもおすすめです。遠方で普段会えない方に、ご自身の地元の特産品を知ってもらうよい機会になります。受け取るほうも、一味違った贈り物に大いに喜んでくれるでしょう。

地元のふるさと納税の返礼品になっているものを参考にするのがおすすめです。思いがけず地元の魅力を見つめなおすきっかけになるかもしれませんね。

お歳暮|新婚さん事情

家庭をもつと、両家の家族との付き合いが始まります。そのため「親戚にも贈るべきなのかな?」と迷う方もいるでしょう。

家庭をもっている方は、以下の方にお歳暮を贈っているケースが多くみられます。

  • 両親
  • 義両親
  • 親戚

また、上記以外にも、お世話になっている親戚や自立している兄弟に贈る方も多いようです。ただし、家庭によっては親戚同士のお歳暮をやり取りしていないケースもあります。お歳暮は必ず贈らなければいけないものではないので、どうするべきか迷ったときは親戚付き合いの程度を考慮して贈るかどうか判断するのがおすすめです。

お歳暮とは1年間の感謝を伝える贈り物|まとめ

今回は「お歳暮とはどのようなものか?」を、あまりお歳暮を贈った経験がない方にもわかりやすいように紹介しました。

お歳暮の全体的な相場は3,000円~5,000円です。東急百貨店のネットショッピングであれば、予算内で贈りたい品物が手軽に検索できますよ。感謝の気持ちを届ける素敵なお歳暮を選んでみてください。

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