そもそも出産内祝いってなに?
内祝いとは、もともとは身内や近しい人達に喜びを分かち合うお祝いのことで、赤飯を配ったり、宴会を催したりすることから始まったものです。
しかし現在では、出産祝いをいただいた方に、そのお礼としてお返しを贈ることが一般的となっています。
昔は、紅白餅や赤飯、カツオ節などを贈ることが多かったのですが、現在では特に決まった品物はありません。日常的に使うものや、いくつあっても困らないものなどがよいでしょう。贈る相手のことを考えた、感謝の気持ちのこもった品物を選びましょう。
なお、地域によっては、風習として出産内祝いの品物が決まっている場合もあるようです。気になる方は、親御さんや地域の方に聞いてみるとよいでしょう。
時期的にはいつ贈るのがよいのでしょうか。
出産内祝いは、お宮参りの後(生後1か月前後)に贈るのが通例です。遅くとも2か月以内には贈りましょう。
お祝いをいただいたら、速やかに2週間~1か月以内にはお返しするのがマナー。出産後は何かと忙しいものなので、あらかじめ品物を選んでおくことをおすすめします。
出産内祝いには、のし紙とのしをつけましょう。
水引きの種類や表書きの書き方など、苦戦しやすいマナーもあるのでチェックしておきましょう。
色は紅白。5本蝶(花)結び。
「内祝」または「出産内祝」とのし上に記載しましょう
お子様の名前(名前にふりがなをつける)をのし下に記載しましょう。
※地方により名入れが異なる場合があるので親御さんや地域の方にご相談ください。
地方により、掛け紙には姓を入れ、命名札に名前を入れて添付する場合があります。
地方により、掛け紙には両親の名前を書き、赤ちゃんの名前のお披露目の意味も込めて、掛け紙の上に赤ちゃんの名を記した短冊(命名紙)を付ける場合があります。
和歌山地方では、文字を朱書きにする場合があります。
なにをおくればいいのか、難問ですよね。
贈り物をえらぶときの相場やおすすめのおくりものをご紹介いたします。
いただいたお祝いの半額程度の品を贈るのが慣習です。いただいた品物の金額がわからないときや、比較的安価なものをいただいた場合などは、お礼の気持ちとして気軽に贈れるものでよいでしょう。
ご両親や親戚などへは半返しでなくてもよいでしょう。金額にこだわらず、感謝の気持ちを込めて贈ることが大切です。
贈り物に写真を同封して、赤ちゃんの元気な姿を報告するのもいいでしょう。
個々包装のお菓子やジュース、タオルハンカチなど一つひとつお配りできるものをお勧めいたします。
出産内祝いにはタオル、祝砂糖、鰹節、ほかにも陶漆器がおすすめです。
また、自分でほしいものを選べる、カタログギフトもおすすめです。