BEAUTY TIPS
おすすめの花粉症対策グッズは?
外出先・自宅で花粉に負けないアイテムを紹介

2024.02.19

「今年の花粉は昨年の〇倍です」とニュースで聞くたびに、うんざりする方も多いのではないでしょうか。花粉は季節問わず一年中飛散していますが、スギやヒノキの花粉の飛散は春がピークのため、この時期に花粉によるアレルギー症状が強くなる方が多いようです。

そこで今回は、少しでも花粉によるアレルギー症状を軽くするべく! 家の中、外出中にできる花粉症対策方法&グッズをご紹介します。

【基本編】花粉症対策ではどんなことに気をつけるべき?

花粉に対してアレルギーをお持ちの方は、微量の花粉でも体内に入ると、鼻水、くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみ、のどの痛みといった症状が起こります。 症状を少しでも軽減したいのならば、いかに「体の中に花粉を侵入させないか」が鍵となります。また、花粉症でない人にとっても、体内への侵入を少なくすると発症を防ぐ効果も期待できるので、ぜひポイントを押さえて対策しましょう!

家の中に花粉を持ち込まない 花粉が舞っている外では、衣服や髪、肌への付着を免れられません。そのため、帰宅した際は、家の中に花粉を持ち込まないよう心掛けましょう。しかし、スギ花粉の大きさは0.03〜0.04mmほどと目視で確認できないため、以下の手順でできるだけ丁寧に除去しましょう。

(1)玄関前で衣類・鞄などについた花粉を落とす
衣服や鞄の表面を、そっとブラシなどで払い落とすか、ウェットティッシュで表面を優しくなでるように拭き取ります。勢いよくはたいたり振ったりすると、舞い上がった花粉を吸い込んでしまうので注意が必要です。またアレルギー症状が出やすい時期は、上着や鞄を家の奥まで入れず、玄関先に置いておくほうが良いでしょう。

(2)手洗いやうがい、洗顔、できればお風呂も!
のどや顔に付着した花粉を取り除くために、帰宅後すぐにうがい・洗顔をすると良いでしょう。目や鼻の症状がつらい方は、洗眼薬や鼻洗浄もおすすめです。目や鼻はアレルギー症状で敏感になっているので、水道水ではなく生理食塩水を使用した市販のもので洗浄しましょう。できるなら、そのままお風呂に入ってしまうと、髪に付着した花粉も除去できます。

こまめに掃除する
どんなに気を付けても、目に見えない小ささの花粉はどこかしらから室内に侵入していまいます。花粉は舞いやすく、床に落ちてくるまでに時間がかかるので、風が出る掃除機はNG! 床掃除をするなら、朝一番に、固く絞った雑巾や、使い捨てのウェットシートでの水拭きがおすすめです。夜の間に床に落ちた花粉を吸着させるので、花粉を舞い上がらせずに掃除ができますよ。

生活習慣を見直す
アレルギー症状を悪化させないよう、免疫機能を高めるためには、規則正しい生活習慣が大切です。栄養バランスの良い食事、入浴時には湯船につかる、睡眠時間の十分な確保、適度な運動などを心がけましょう。ただ、鼻のアレルギー症状が出ると寝つきにくいため、寝室に空気清浄機を置いたり、寝具を変えたりするなど、寝付きやすい環境づくりも大切です

花粉症対策グッズ(外出編)

できれば花粉のない室内に一日中こもっていたいものですが、外出は避けられません。外で花粉を体内に侵入させないために、おすすめの対策グッズをご紹介します。

マスク
鼻と口を隠すマスクは、花粉症対策に欠かせないアイテムです。環境省発行の『花粉症環境保健マニュアル 2022(2022年3月改定版)』では、実験により、通常のマスクでは約70%、花粉症用のマスクでは約84%も花粉の侵入を減少させる効果があるとされています。

マスク着用で大事なのは、顔の凹凸にフィットして、隙間をつくらないことです。また、息がしやすいもの、使い捨てのものを選びましょう。内側に一枚ガーゼを当てると、さらに鼻に入る花粉が減少するので、ぜひ試してみてください。

メガネ
目をガードしたい方は、メガネの着用がおすすめです。特に、花粉症用メガネは、ゴーグルのようにフードがついていて、花粉の侵入を防ぎます。『花粉症環境保健マニュアル 2022(2022年3月改定版)』では、裸眼と比べると、通常のメガネでも着用するだけで約40%、防御カバーのついた花粉症用メガネでは約65%も、眼に入る花粉の量を減少させる効果があるとされています。一方コンタクトレンズを使用している方は、花粉によるアレルギー症状を悪化させる可能性があるので、コンタクトの使用を一時中断してメガネに替えることも検討しましょう。

花粉が付着しにくい服装
春先は朝晩の気温が低く、上着が手放せませんが、ウール素材のものは避けたほうが良さそうです。一般的に綿、ポリエステルなどの化学繊維よりも、ウールのほうが花粉は付着しやすいとされています。上着に選ぶならツルツルとした表面のもの、もしくは防花粉加工がされた生地を使用しているものがおすすめです。髪の毛への付着を防ぎたい方は、ナイロンやポリエステルなどの帽子(特にツバがあるもの)をかぶると良いでしょう。

下地やバームでケア
季節の変わり目は肌がゆらぎやすく、この時期だけ肌が敏感に傾く方も多いのではないでしょうか。さらにそこに花粉が肌に付着すると、ピリピリとしたり、痒みが出たりすることも。メイク前には、化粧下地やバームを仕込み、肌を守りましょう。メーカーによって機能は異なりますが、中には敏感肌向けで、花粉・PM2.5・紫外線といった外的刺激から肌を守ってくれるものもあるようです。

おすすめアイテム
〈エトヴォス〉モイストバリアクリーム 税込3,960円
花粉、PM2.5(※1)、ハウスダスト、大気の汚れ(※2)による乾燥などから肌を守る成分を配合し、肌荒れを防ぐ保護クリーム。ヒト型セラミドなどの保湿成分が肌をうるおいで満たし、肌本来の美しさが活きてきます。(※1) 大気中に浮遊する直径2.5マイクロメートル以下の物質(※2) タバコの煙、排気ガス
〈スック〉プロテクティング デイ クリーム 税込7,700円
日中の肌を長時間うるおいで満たし続ける、スキンケアクリームのような心地良さ。 日焼け止めを塗ることが義務ではなく、むしろすすんで手にとりたくなる。そんなUVクリームです。
〈ファチュイテ〉ブライテスト マルチプロテクションデイクリーム 税込7,920円
「環境ダメージ(紫外線、近赤外線、ブルーライト、空気中の微粒子※2、乾燥)」からマルチに肌を守りぬく朝用クリーム。

花粉症対策グッズ(自宅編)

自宅で室内の換気が必要なときは、窓を開けるときは小さく10センチ程度に、時間は短くするか、花粉の飛散が少ない深夜から朝10時にかけてすると良いでしょう。それでも侵入してくる花粉にどう対処するか、自宅にぴったりの対策グッズをご紹介します。

空気清浄機 /加湿器
室内の空気に含まれる花粉を除去するには「空気清浄機」がおすすめです。人が集まりやすいリビング、リラックスしたい寝室、花粉が侵入しやすい玄関先などに設置します。

花粉は部屋の低いところにたまりやすいので、空気清浄機も床の上に置きましょう。部屋の出入り口付近に置くと、外から入ってくる花粉の水際対策にぴったりです。窓を開けて換気する際は、換気する窓の正面の隅に置くと、窓から運ばれた花粉をキャッチしてくれます。エアコンを稼働するときも、対角上の位置に設置しましょう。

のどにアレルギー症状が出てイガイガするときは、加湿器を併用するか、加湿機能を搭載した「加湿空気清浄機」の使用がおすすめです。

花粉対策のファブリックアイテム
細かな花粉は繊維製品につきやすいので、室内のファブリックアイテムにも注意を向けてみましょう。特にカーテンは、換気時に外から入ってくる花粉をキャッチしてくれます。最近は、通常のカーテンよりも花粉をキャッチしてくれる特殊な生地を使ったものもあるので、ぜひチェックしてみてください。

ほかにも、ソファカバーやクッションカバーなどのファブリックも、花粉対策用の素材を使用したものがあるので要チェック。床はフローリングよりも、ラグを敷いたほうが表面の繊維に花粉が吸着されるので、花粉の舞い上がりを抑止できます。こまめに掃除機をかけて、花粉を除去することを忘れずに!

まとめ

花粉症は、予防対策&市販薬でのセルフケアができますが、限界があります。アレルギー症状が出てきたなと感じたら、症状を悪化させないためにも、まずは一度医療機関を受診しましょう。

花粉にはうんざりしてしまいますが、春は花々が咲き乱れる季節で、会社や学校では新年度が始まる大切な時期でもあります。対策グッズを味方に、花粉症に負けず!春を存分に楽しみましょう!

※記事の内容は公開時点の情報です。在庫状況、価格、売場の商品構成等の情報は変更している場合がございますのでご了承ください。

関連記事