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【ブルベ夏・ブルベ冬】に似合う色はなに?髪色、服まで解説!

2024.04.01

SNSや雑誌でよく見かける「ブルベ」、「イエベ」というワード。コスメや服、髪色に悩んだときに参考にすると、自分に似合うものを見つけられるようです。しかし「ブルベ」、「イエベ」とは一体どのようなものでしょうか?

聞いたことはあるけれど、イマイチわからない…!そんな方に、「ブルベ」、「イエベ」とはどんなものなのか、その見分け方、どのように参考にすればよいのかなどを詳しく解説します。

今回は「ブルベ」にフォーカスして、似合う色、コスメ、髪色、服までご紹介します!

「イエベ」について知りたい方はこちらをご覧ください。

イエベ・ブルベとは?

「イエベ」、「ブルベ」とは、それぞれ「イエローベース」と「ブルーベース」を短縮した言い方です。もともとは「パーソナルカラー」という、視覚心理学的理論に基づく審美感から生まれました。

パーソナルカラーは、肌・髪・瞳の色などその人が生まれ持った色に、調和する色合いを指します。簡単に言うと「第三者から見て、その人に似合う色」です。

自分に似合う色を見つける「パーソナルカラー診断」では、さまざまな色の布を胸元に当てて、顔の印象がどのように変わるのか見ていきます。その結果、以下の4つのタイプのいずれかに分類されます。

・イエローベース 春タイプ
・イエローベース 秋タイプ
・ブルーベース 夏タイプ
・ブルーベース 冬タイプ


パーソナルカラーをメイクや服に取り入れると、顔色が明るく見え、印象UPにつながります。ファッションの参考にすると、お買い物でも「好きだけど、似合わなかった」という失敗を減らすことができるかもしれません!

イエベ・ブルべの見分け方

本来は認定資格者によるパーソナルカラー診断を受けるのがベストですが、簡易的なセルフチェック方法もあります。室内だと、照明の色で判断しにくくなる場合があるので、晴れた日の外など、なるべく太陽光の下でチェックしてみましょう。

・肌の色
手首から肘まで、内側の肌色を確認します。黄色味のある肌色ならイエベ、ピンクの色味が強めの肌色ならブルべの特徴を持っています。

マスク着用で大事なのは、顔の凹凸にフィットして、隙間をつくらないことです。また、息がしやすいもの、使い捨てのものを選びましょう。内側に一枚ガーゼを当てると、さらに鼻に入る花粉が減少するので、ぜひ試してみてください。

・手のひらの色
手のひらが、黄色味・オレンジの色味が強い方はイエベ、赤色味・ピンクの色味が強い方はブルべの特徴を持っています。

・腕の血管の色
手首や腕の内側を見て、血管が緑色に見えたらイエベ、青く見えたらブルベの特徴を持っています。判断しづらい場合は、周りの人と比べてみるのも良いでしょう。

・瞳の色
瞳の色が、ライトブラウン・ブラウンなどの方はイエベ、ブラック・ダークブラウンといった暗めの色の方はブルべの特徴を持っています。

・アクセサリーのなじむ色
肌の上に、ゴールドとシルバーのアクセサリーを置きます。ゴールドがなじんで、つややかな肌に見える方はイエベの特徴を持っています。反対にシルバーがなじんで、肌の透明感が引き立つ方はブルベの傾向があります。

パーソナルカラーについて、「ブルベ=色白」、「日本人にはイエローベースが多い」というイメージを持ちがちですが、決してそうではありません。イエベで色白の方も、ブルベで健康的な肌色の方もいます。日本人の黄み肌は、あくまで肌色のトーン(肌色から受ける印象)であり、パーソナルカラーは色相(色味の違い)・彩度(鮮やかさの度合い)・明度(明るさの度合い)から判断するので、別で考えたほうが良いでしょう。

また、人間の体なので、機械のようにきっちりとイエベ、ブルベに分かれるとは限りません。セルフチェックをいくつか試してみて、総合的にいずれかを判断しましょう。

今回は「ブルベ」にフォーカスして、似合う色、髪色、服の傾向までご紹介します。

ブルベの特徴

ブルーベース、ないしブルベは言葉の通り、青みがかった寒色をベースにした色合いです。
その特徴は、以下の通りです。

・青みがかって、白く透けたような肌色
・日やけすると赤くなりやすい
・髪や瞳などが暗めの色合い などなど

ブルベはさらに「夏(サマー)」と「冬(ウィンター)」の2つのタイプに分類されます。その違いは、似合う色の明度や彩度にあり、同じブルベでも雰囲気が異なるようです。

それぞれの特徴を見てみましょう。


ブルベ夏の特徴



「ブルベ夏」はエレガントで上品、でも優しげな雰囲気を持ち合わせています。特徴は以下の通りです。

・透明感のある、ピンクの色味を帯びた肌
・日やけをしづらく、赤くなってすぐに落ち着く傾向
・髪は真っ黒よりもソフトブラックや墨色で、ソフトな質感
・瞳の色は赤みを帯びたダークブラウン
・クマが出やすい


ブルベ冬の特徴



「ブルベ冬」は、華やかで洗練された雰囲気があります。人目をひくような、第一印象に残りやすい方が多い傾向です。次のような特徴をもっています。

・青みがかったピンクベージュ系の肌
・透けるような色白、もしくは健康的な色黒の方も
・髪は黒、もしくは黒に近いブラウンで、太くコシのある質感
(毛量が多い傾向)
・瞳はダークブラウンで、白目と黒目のコントラストが明確
・頬や耳たぶに赤みが少なく、血色を感じづらい

『ブルベ夏』に似合う色

明るく、ソフトな中間色が似合うブルベ夏。青みを含んだクールなパステルカラーや、それらと調和するスモーキーな色が、肌色とマッチします。コントラストが強すぎない穏やかなトーンで色をまとめると、肌の透明感が引き立ちます。

黄みの強い暖色や暗い濃色は、肌がくすんで見え、疲れた印象を与える場合があるので注意が必要です。鮮やかな色も、浮いて見える傾向にあります。

レッド系:ストロベリー、フランボワーズ
ピンク系:ベビーピンク、パウダーピンク、ローズピンク
イエロー系:シトラスイエロー
グリーン系:ペパーミントグリーン、ピーコックグリーン、ターコイズグリーン
ブルー系:パウダーブルー、ベビーブルー、スカイ
パープル系:ラベンダー、ラベンダーブルー、ライラック
ブラウン系:シャンパン、ココア、ピンクベージュ、ローズブラウン
グレー系:ライトグレー、グレージュ
ホワイト系:オフホワイト、マシュマロホワイト など

『ブルベ夏』に似合うおすすめのメイク


ブルベ夏はコントラストをつけず、ピンク系で統一するなど、穏やかなトーンのカラーでまとめましょう。ツヤ感をプラスするなら、ハイライトなどポイント使いでラメを取り入れると、上品な演出ができますよ。

・おすすめのベースメイク
下地には、透明感を底上げするパープル系や、血色感を足すピンク系がおすすめ。クマが出やすいので、明るめのコンシーラーでハイライト効果も足しながら、カバーしましょう。ソフトマットな肌には、セミマット~マット系のファンデーションを選び、ブラシでさっと薄くのせるのが合います。

・おすすめのポイントメイク
ラベンダー、パステルブルー、ミントグリーン、スモーキーピンク、ピンクブラウンといったクール系パステルカラーやスモーキーカラーが似合うブルベ夏。フレッシュな血色感をプラスするなら、ピンクチークを頬だけでなく、鼻骨をまたぐようにのせたり、おでこ、あご先、耳たぶと入れたりすると、表情がまろやかに見え、どんなメイクも上品にまとまります。

『ブルベ夏』に似合うおすすめの髪色



ピンク味を帯びた肌には、アッシュ系、シルバー系、ブルー系、ラベンダー系といった寒色系のヘアカラーがマッチします。暗い髪色にするときは、やわらかな髪の質感がわかるような、軽やかな印象を与えるカラーを選ぶと良いでしょう。

・おすすめの明るめカラー

カラーを楽しみたい場合は、スモーキーピンク、ピンクグレージュといったくすんだ色合いのピンク系を選ぶと可愛らしい印象に仕上がります。

ほか、黄みが強いベージュ系やミルクティー系は、イエベが似合うカラー系統です。しかし、グレーやアッシュを足してくすませたり、グレーやラベンダーなどの中性色を混ぜたりすると、ブルベ夏にも似合うカラーになりますよ。


・おすすめの暗めカラー

赤みをしっかり消したアッシュ系カラーは、ブルベ夏にぴったり。特に、グリーン系やブルー系といった寒色系を混ぜてくすみグレージュ~ダークアッシュにすると、適度な抜け感が生まれて、やわらかい印象になるので、ブルベ夏の雰囲気にマッチします。とことん暗くしたい!という方は、真っ黒な髪色は重たくなりがちですが、ブルーブラックという自然光に当たるとブルーが透ける髪色もおすすめです。

『ブルベ夏』に似合うおすすめの服の色


ブルベ夏は、寒色系のパステルカラーや、明るいくすみカラーが似合うので、色のコントラストを押さえた淡いトーンでまとめると、上品な雰囲気に仕上がります。しかし、やわらかい色合いばかりだと、幼い印象を与えてしまうので注意です。

大人な雰囲気を加味したいとき、例えばグレー、ネイビーといった落ち着いたベーシックカラーをボトムスに入れて、トップスにパステルカラーを取り入れるなど、上下で色のバランスを取ると良いでしょう。アクセサリーは、マットな質感のシルバーもしくは肌なじみの良いピンクゴールドがおすすめです。

『ブルベ冬』に似合う色


冬の景色にパキッと映えるような、鮮やかでクリアな色が似合う、ブルベ冬。レッド、ロイヤルブルー、ブラックといったインパクトのあるカラーの着こなしは、4タイプの中で随一!

淡い色がお好みの方は、桜や藤の花のような透き通ったアイシーカラーがおすすめです。パステルカラーよりも白を多く含み、ともすれば眩しく見える強い色で、ブルベ冬の凛とした美しさが引き立ちます。

ブルベ夏と同じく、黄みの強い色やくすみカラーは、顔色が悪く見えてしまいます。また、やわらかい色や淡い色は顔の印象がぼやけるので、取り入れる場合は顔から離れた小物にしましょう。

レッド系:ルビー、インペリアルレッド、ワインレッド
ピンク系:チェリーピンク、カメリアピンク、フューシャ
イエロー系:レモンイエロー、ムーンライト
グリーン系:エメラルドグリーン、ビリヤードグリーン、ブリティッシュグリーン
ブルー系:インディゴブルー、ネイビー、ロイヤルブルー、ミッドナイトブルー、ラピスラズリ
パープル系:グレープワイン、バイオレット、ロイヤルパープル
グレー系:シルバーグレー、チャコールグレー
ホワイト系:スノーホワイト
ブラック

『ブルベの冬』に似合うおすすめのメイク


グレーなどの無彩色を使ったメイクや、反対にプラム、フューシャピンク、バーガンディなど、はっきりとした色合いが似合うブルベ冬。少し派手かな?と感じたら、濃さを調整してチャレンジしてみてください。

・おすすめのベースメイク
ブルベ冬は、本来持っているツヤ感を生かすため、ピンク系(ピンクベージュ・ピンクオークルなど)で、ツヤのでるリキッドファンデーションを選びましょう。下地は、血色感をプラスするピンク系、もしくは赤みをカバーするグリーン系なら◎。ブルー系やパープル系は白浮きするので、避けるのがベターです。

・おすすめのポイントメイク
重厚感のある深い色であれば、チョコレートやココアブラウンといった暖色系でも似合います。アイシャドウやリップに、鮮やかな色を持ち込んだら頬はあえてノーチークなど、ハイライトのみにすると抜け感がでておしゃれな雰囲気に。カラーの足し算・引き算をして、メリハリのあるメイクを心がけましょう。

『ブルベ冬』に似合うおすすめの髪色


ブルベ冬は、深みのある濃色やくっきりとした髪色が似合う傾向です。日本人らしい黒髪は、4タイプのなかで最も映えるでしょう。カラーを入れる場合は、寒色系カラーを混ぜると、透き通る肌に合います。


・おすすめの明るめカラー

ブルベ冬が明るい髪色にするなら、寒色系もしくはグレーを混ぜたハイトーンカラーやホワイトブロンドなどがおすすめです。カラーを楽しみたい場合は、ラベンダーピンク、ラベンダーグレー、バイオレット、ワインレッドといった、青みがかったピンク~レッド系が似合います。


・おすすめの暗めカラー

黒髪が似合うブルベ冬には、ブルーブラック、ネイビーブラックなどのブラック系のカラーがぴったりです。 ブラウン系なら、暗いトーンで黄みが少ないダークブラウンやココアブラウン。アッシュ系なら寒色を混ぜたアッシュグレージュ、ラベンダーアッシュなどを選ぶと、肌の透明感を引き立ててくれます。

『ブルベ冬』に似合うおすすめの服の色



ブルベ冬は、メリハリのあるビビッドカラーや、クリアな濃色を着こなすのが得意です。特に、寒色系のカラーを選ぶと、肌の白さが際立ちます。しかし、鮮やかな色合いを全身にまとうと、ブルベ冬の品の良さが薄れてしまうので、コーディネートに取り入れる色数は少なめが吉。ベーシックカラーを中心に、ビビッドカラーをアクセント程度に取り入れると良いでしょう。

ナチュラルなベージュ・ブラウン系は、ブルベ冬が着ると老けて見えがちなので、顔から離れたボトムス・小物で取り入れましょう。ただし、黄みのないグレージュであれば素敵に着こなせます。アクセサリーは光を反射するプラチナや、ツヤのあるシルバーがおすすめです。

まとめ

自分ならではの魅力を引き出してくれるパーソナルカラーは、おしゃれの味方! ですが、パーソナルカラーはあくまでも「参考程度」に取り入れるのが良いでしょう。あまりに「自分が似合う色」に固執すると、好きなファッションを諦めることになり、かえってストレスになることもあります。

自分のパーソナルカラーとは違う色合いでも、コーディネートの仕方、取り入れ方次第ではうまく調和する場合もあります。ぜひお買い物の際は、ショップスタッフに相談してみてください。

上手に、「自分の好き」と「似合う色」を組み合わせて、明日からのおしゃれをもっと楽しみましょう!

※記事の内容は公開時点の情報です。在庫状況、価格、売場の商品構成等の情報は変更している場合がございますのでご了承ください。

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