いつも最先端のメイクを纏い、プロ目線で「美容のいろは」を教えてくれるコスメカウンターの華・ビューティーコンサルタント。この連載では、彼女たちの普段見ることのできないプライベートメイクにフィーチャーし、デートやオフィスメイクをグッと洗練させる、プロ直伝のテクニックをたっぷりお届けします。
今回のゲストは〈アディクション〉のビューティーコンサルタントさん。マスクをオフする機会も増えてきた今、夏にぴったりなおすすめメイクを紹介します。
「学生のころからメイクが大好きで、百貨店のコスメカウンターでメイクのHow toを教えてもらい、それにものすごく感動したんです。その時、将来は美容部員になろうと決意して夢が叶いました。
〈アディクション〉のコスメはどれも好きなのですが、中でもリニューアルしたアイブロウマスカラがお気に入り。自分の眉が好きなので、普段のメイクも眉がきれいに見えるメイクを心掛けています」。
肌がきれいに見えて、メイク映えする 夏に似合う「オレンジメイク」
「髪をオレンジでカラーリングしているため、アイメイクはオレンジでまとめることが多くなりました。今回のメイクのポイントは髪色に合わせたオレンジメイク。オレンジのアイシャドウは肌なじみも良く、とにかくメイク映えするカラーとして店頭でも人気。今年らしさを出すなら、アイシャドウを少し濃い目に入れて、アクセントを付けること。チークやリップも同系色のワントーンで合わせると、クールな印象に仕上がります。
ですが、今回はオレンジの補色であるグリーンを使って、遊びゴコロのあるメイクにトライしています。夏の日差しに合わせ、色と質感でアップデートしてみました」。
STEP 1
好きなパーツでもある眉メイクからスタート。「アイラインの長さは眉尻に合わせているため、まずは眉のフレーム(輪郭)を整えます。 アイブロウパウダーの2色をブラシで混ぜ合わせ、眉尻から塗ります。自眉がしっかりしているほうなので、眉尻を少し足す程度に。眉の中央と眉頭は、右側の薄いブラウンを重ねて自然な仕上がりに」。
STEP 2
アイブロウマスカラで毛流れを整えながら色をプラス。「色はエスプレッソ(004)。小さなブラシは眉毛をきちんとキャッチしてくれるので、色が乗せやすいです。隠れた名品ですね」。
STEP 3
リキッドアイブロウで眉の間を1本1本埋めるように描いて。「ブラシが細く、本当の眉毛のように描けます。色は眉色に合わせたエスプレッソ(004)を使っています」。
オレンジとグリーンで メリハリのあるメイクを
アイメイクはオレンジをメインにした5色を使ったグラデーションメイクを。さらに、こなれ感を出すために、アイシャドウとマスカラをグリーンにしてメリハリのあるメイクにしました。意外と引き締め効果があるんですよ」。
STEP 1
イエロー(クリーム001C)をまぶた全体に塗った後、オレンジ(パール024P)を二重幅から少しはみ出す程度に重ね塗り。「色ムラやくすみをオフするため、イエローはアイシャドウ下地の役割として使いました。その上にオレンジを重ね付けしています。イエローとの相性も良く、奥行きのある目元に」。。
STEP 2
レッドブラウン(パール007P)をブラシに取り、まつ毛の生え際に沿うように塗った後、ブラウン(03)のアイライナーでまつ毛とまつ毛の間を埋めるように描いて。「下まぶたも目尻から黒目の内側までラインを描き、ブラシでぼかしてなじませます」。
STEP 3
下まぶたのアイライナー部分に、先ほどのオレンジ(パール024P)のアイシャドウを重ね付け。「目尻側に多めに入れるとニュアンスが出て、さらに目が大きく見える効果も」。
STEP 4
ベージュ(クリーム012C)を目頭に、さらにグリーン(スパークル006SP)を上まぶたの黒目幅にアクセントとして入れる。「このひと手間をプラスすると、より立体的な目元に。マスクをしていても印象がグッと高まります」。
STEP 5
マスカラはあえて上まつ毛のみに塗る。「グリーンのアイシャドウに合わせて、マスカラもグリーン(010)に」。
これでアイメイクの完成!
マスクオフを想定して 血色感を仕込むのが夏の鉄則
チークやリップはどんなカラーがいい?
「マスクを外す機会も増えているので、頬や口元に血色感をプラスしたメイクがおすすめ。頬はアディクションのマットチークの中で1番人気のローズ ラテを。口元は目元のオレンジに合わせて同系色のオレンジを選びました」。
STEP 1
マットタイプからローズ ラテ(007M)をセレクトし、頬の高い位置からこめかみに向けて広く塗る。
STEP 2
繊細なパールがきらめくゴールドのニュアンサー(002N)をかぶせるようにのせて。「まぶたの下から頬の中央あたりに重ねると、ふわっとしたやさしい立体感が出ます。目元のオレンジとなじみ、一体感のあるメイクになります」。
STEP 3
リップ オイル プランパーのオレンジ(011)を唇全体に。その後、ティッシュオフして余分な油分を落とし、最後にもう一度重ね付けを。「唇の中央にだけちょこんとのせて、立体感を出します。唇の縦ジワも目立たなくなります」。
ブランド初のクッションファンデーションで ツヤとカバーの両立を
マスクヨレやメイク崩れのない肌を目指すならこの3点を。お気に入りはクッションファンデーション。「カバー力もありながら今ドキの艶肌も叶えられるクッションファンデーションは欠かせません。ただし、厚塗りにならないようカラーコントロールを先に仕込み、肌コンディションを整えています。自然な血色感を演出するフレッシュ ローズ(002)がおすすめ」。
また、肌色を均一に整えた後、コントゥアリングを入れて小顔に。「ザ ブラッシュ マットのネイキッド ヴェール(006M)を頬の高い位置からもみあげ、鼻筋や髪の生え際に入れると、小顔効果も期待できます」。
クールな印象で華やかさが増す〈アディクション〉の夏メイク。是非、お試しを!
※記事の内容は公開時点の情報です。在庫状況、価格、売場の商品構成等の情報は変更している場合がございますのでご了承ください。