BEAUTYPATROL
ビューティーパトロール vol.8 肌質を活かして透明感を添える
新・チーク事情

2022.02.16

+Q(プラスク)ビューティー 渋谷スクランブルスクエア店

渋谷スクランブルスクエア 6階「+Q(プラスク)ビューティー」で話題のアイテムをシーズンごとにご紹介。
今回は、「+Q(プラスク)ビューティー」担当の筑比地さんが、この春、マストアイテムといえるチークの情報をキャッチ!! 登場してすぐ雑誌やSNSで引っ張りだこの新感覚チークから、旬顔になれる新色が登場した名品のクリームチークの情報までたっぷりお届けします。

“次”の春メイクへ
チーク&リップでアップデート!

前回の「2022年本命春コスメ」でも注目されていたチーク。なんと、今年の春メイクはチークがないと始まらない?!  というほど、各ブランドから新作が登場しています。では今まで使っていたチークと、これからのチークとはどのような点で違うのでしょうか。そんな疑問に対して、筑比地さんが答えてくれました。

「これまでは春らしい典型的なパステルカラーが多く、色を差して女性らしい表情にするのがチークの役目でした。しかし今年は"ヘルシーさ"、"自然体"といったキーワードが多く、より肌になじむカラーや質感が揃っています。単体で色を目立たせる主役アイテムというよりは、その人の肌質を活かして、透明感や血色感を自然にプラスする、名脇役のような存在です」(筑比地さん)

また今回は、チークと色を合わせることが多いリップにも注目してピックアップしています。こちらもマスク生活で、密着度が高く、色落ちしない濃厚めのリップから一転して、透明感のある、肌なじみの良い色合いのリップへと変化しているようです。まだまだマスク生活は続きますが、2つのアイテムへの注目度は高まっています。これからご紹介する3ブランドのアイテムでどんな春メイクが完成するか、とても楽しみですね」(筑比地さん)

肌の質感を変えて魅せる
〈RMK(アールエムケー)〉のスプリングコレクション

「1月7日(金)より発売したスプリングコレクションより、ピンクベージュの新パッケージに衣替えした〈アールエムケー〉。新作『カラースティック』はマルチユースで、チークやハイライト、アイシャドウにも使える優れものです。そして3月4日(金)に発売予定の新作『ザ リップカラー』はこれまでにない"生っぽい美発色"が叶うリップということで注目を浴びています」(筑比地さん)

〈アールエムケー〉カラースティック(全6色) 各3,300円
[取扱店]+Q(プラスク)ビューティー 渋谷スクランブルスクエア店、渋谷ヒカリエ ShinQs、札幌店、ながの東急、たまプラーザ店、吉祥寺店

「新作の『カラースティック』はさらっと肌の質感になじみ、"生っぽい"仕上がりです。パワフルなカラーラインナップですが、肌にのせるとやわらかく色づき、ぼかすと絶妙な透明感を演出できます。これまではマットチークが主流でふわっと色をのせていましたが、今季は素の肌質が変わったかのように見せる血色感と透明感がポイントです。ウェットな練りチークとは違った、しっとり質感は濃淡を調整しやすいので、カラーよりもパール感を出すなら毛足の長いブラシ使いがおすすめです。アイシャドウとして使うなら単色だけでなく、別のカラーとレイヤーで重ねると、表情に統一感が出ます。人気No.1は『#04ブロンズグロー』で、ローズにもオレンジにも寄らない絶妙な色合いに、偏光パールが輝くのでどんな肌にも合いますよ」(アールエムケーBA)

「オレンジ、赤みブラウンのアイシャドウが流行しているので、『#04ブロンズグロー』は取り入れやすそうですね。ツヤや透明感はベースメイクでつくるものと思っていたので、チークで入れるアイディアは新鮮に感じました。『#01 フロスティーローズ』もより薄付きなので、ハイライトとして頬の高いところに入れてツヤ肌をつくりたいです!」(筑比地さん)

〈アールエムケー〉ザ リップカラー(全15色) 各3,850円 2022年3月4日(金)より順次発売予定
[取扱店]+Q(プラスク)ビューティー 渋谷スクランブルスクエア店、渋谷ヒカリエ ShinQs、札幌店、ながの東急、たまプラーザ店、吉祥寺店

「マスク生活でリップをおやすみする方や、高密着のマットリップをお求めの方が多かったのですが、今季は唇に自然に溶け込むカラーとツヤ感がトレンドです。新作『ザ リップカラー』もグロスのような濃密なツヤでなく、控えめな"生っぽいツヤ感"で、ナチュラルさを演出してくれます。中でもブラウンレッドの『#05 デディケイション』は、『カラースティック』の#04にもぴったりで、リアルに映えます」(アールエムケーBA)

「シアバターが配合されているので、薄膜ながらも、うるおい感をキープしつつ唇に密着するので、まるでリップバームのような軽い付け心地ですね。濃色でも、クリアに発色するので色が沈んで見えず、表情の印象を明るくして、肌に透明感をプラスしてくれるのも驚きです! 全15色とカラーバリエーションも豊富なので、自分の魅力を引き出しくれる1本を見つけたいですね」(筑比地さん)

〈SUQQU(スック)〉独自の"新湿感"
透けマットなチーク&リップに注目

「発売して間もなく『メルティング パウダー ブラッシュ』は雑誌やSNSで評判が高く、既にいくつかのカラーに欠品がでるほどの人気ぶりです。その秘密は〈スック〉独自のつけ心地、そして仕上がりにあるよう……! また、昨年8月に登場した『シアー マット リップスティック』からは、春のヌーディメイクに合う2色が新登場。こちらのお話も併せて伺います」(筑比地さん)

〈スック〉メルティング パウダー ブラッシュ(全8色) 6,050円
[取扱店]+Q(プラスク)ビューティー 渋谷スクランブルスクエア店、たまプラーザ店

「『メルティング パウダー ブラッシュ』は、肌になじむ"透けマット"が特徴のチークです。パレットではカラーが濃く、くすんで見えますが、実は薄づきで、肌に自然な透明感をプラスしてくれます。より肌との一体感を重視した新処方で、パウダーチークなのに肌に溶け込むようなしっとりとした質感で、肌にのせると、じんわりツヤがにじみだし、自然な透明感をプラスしてくれます。『#03恋巡 -KOIMEGURI』は春の明るいオレンジ系にも、旬のボルドー系にもなじみが良いので、アイメイクとリップの橋渡し役として機能し、顔全体にさりげない統一感をもたらしてくれます」(スックBA)

「トレンドのくすみカラーが揃っている『メルティング パウダー ブラッシュ』は1つメイクに足すだけで、旬の表情を叶えられるチークです。今季トレンドのウォームカラーはツヤが加わってクリアに発色するため、秋冬のものとは違う、明るい表情を演出してくれます。その点が、これまでのチークとは大きく違うポイントですね。お手持ちのチークではどうしても今っぽさが出ない方は、自分の肌を活かす〈スック〉の新作チークをぜひ試してみてください」(筑比地さん)

〈スック〉シアー マット リップスティック(新色2 色)、セット価格5,500 円 / レフィル4,950 円/キャップ550 円
[取扱店]+Q(プラスク)ビューティー 渋谷スクランブルスクエア店、たまプラーザ店

「"ほのかに透ける"と評判の『シアー マット リップスティック』から登場した2色も、チークと並んでとても人気のリップです。こちらも薄膜で、マットながらも抜け感のある"透けマット"な仕上がりを楽しめます。新色はヌーディなピンクベージュの『#11春雷 -SHUNRAI』と、オレンジに近い発色のアーモンドブラウン『#12流月 -NAGARETSUKI』の2色です。オレンジやピンクは春の定番色ですが、今季はブラウンが足され、ややくすんだ大人っぽい色味なので、新しい春色にチャレンジできます」(スックBA)

「チークでもキーワードになった"透けマット"ですが、リップもなんだか不思議な質感ですね。塗り心地は軽やかで、マットなのに肌になじむように色づくので透明感のある仕上がりになります。これまでに体験したことがない〈スック〉独自の質感はクセになりそうです!」(筑比地さん)

素肌の延長で頬にツヤを添える
〈DECORTE(コスメデコルテ)〉のクリームチーク

「チークの名品といえば〈コスメデコルテ〉の『クリームブラッシュ』ですよね。ぷにぷに触感で、クリームチーク初心者でもムラなく簡単に頬を色づかせ、ぼかすことができます。今回は改めてアイテムの良さと、1月16日(日)に発売したばかりの新色について伺いました」(筑比地さん)

〈コスメデコルテ〉クリームブラッシュ、3,850円
[取扱店]+Q(プラスク)ビューティー 渋谷スクランブルスクエア店、渋谷ヒカリエ ShinQs、渋谷・本店、札幌店、たまプラーザ店、吉祥寺店

「『クリームブラッシュ』は、オイルのツヤと透明度の高いパールで、素肌感を残しながらも立体的な輝きを肌に添えてくれるので、まさに今季にぴったりのチークです。パウダーチークよりも肌になじむので、素肌の延長でチークを取り入れられ、抜け感のあるメイクができます。気になる新色ですが、#001はほんのり発色でハイライトやパウダーチークの下地、ぼかしカラーとマルチに使えるヘイジーピンクです。#251のアプリコットはトレンドのオレンジメイクにぴったりな血色感を演出し、#855のフルールピンクは控えめなパール感で花びらのようにふんわり色づきます」(コスメデコルテBA)

「マスクをしていると目元が暗くなりがちなので、生命力のあるオレンジや優しげなピンクを差すと表情がフレッシュな印象に変わります。しかし、このスフレのような独特な触感はくせになりそう!スルスルほどけて、ベースがよれることなく頬を色づけることができますし、指で狙ったところにピンポイントでつけられるのも魅力ですね。密着度が高く、汗や皮脂にも強くて美しい仕上げが持続する点も、マスクメイクならでは重要なポイントです」(筑比地さん)

マスクを着けている状態が平常になりつつある今、顔を隠して内にこもるマインドから脱皮して、マスクと一緒に自分を表現しようとするモチベーションへと変化しているようです。その気持ち的な変化は、これまでと違うチークの新しい在り方にも表れていました。

顔を好きに飾り立てるアクセサリーのようなメイクも楽しいのですが、素顔を活かし、より個を美しく引き立てる新・コスメに期待感が膨らみます。"トレンド"のカラーや質感があっても、みんな同じようにメイクするとは限りません。"自分"と掛け合わせたときにどんなオリジナルが生まれるか、これからはそんなワクワク感をメイクで楽しめそう! マスクがあってもなくても、自分らしく輝けるように、今季新作のチーク&リップで自分メイクをアップデートしてみませんか。

※記事の内容は公開時点の情報です。在庫状況、価格、売場の商品構成等の情報は変更している場合がございますのでご了承ください。

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