―まずは〈ブールミッシュ〉の紹介をお願いします。

捧さん:1973年に渋谷の公園通りに店舗を構えたのが始まりです。本格的なフランス菓子店の先駆けとして常に時代をリードしながら、フランス菓子に独自のアレンジを加え、ナショナルブランドとして新しいお菓子の開発に努めてきました。2004年には改めて銀座本店をオープンさせ、洋生菓子や焼菓子に加え、ビジネス向けのご贈答好適品などを展開しています。

―では、お中元のおすすめ商品を教えてください!

捧さん:こちらの「湘南ゴールドのシブースト」です。創業当時からの当店の看板商品である「シブースト」を、新感覚のオレンジとして注目される「湘南ゴールド」を使ってアレンジした、東急百貨店の限定品です。昨年夏に、東横のれん街70周年を記念して発売されたスイーツギフトですが、ご好評につき今年もご用意いたしました。
「湘南ゴールドのシブースト」

―そもそも、看板商品のシブーストはどんな商品なんですか?

捧さん:シブーストは、フランスの名高い宮廷菓子職人だったシブースト氏のレシピを当店創業者の吉田菊次郎が発掘再現したケーキになります。パイ生地の上にソテーしたリンゴをのせ、カスタードクリームにゼラチンとムラングを入れた独特のクリーム「クレーム・シブースト」を敷き、上面をカラメル状に仕上げた、〈ブールミッシュ〉の代名詞と言っても過言ではない商品です。

―そんな看板商品を、湘南ゴールドを使ってどのようにアレンジしたんでしょうか。

捧さん:土台のベース部分は通常と同じですが、クレーム・シブーストに湘南ゴールドの果汁と果皮を加えることで爽やかな味わいにし、その上にソテーしたリンゴと湘南ゴールドのジュレをのせました。上にのせたリンゴはカラメリゼしてあるので、食感がいっそう引き立ちます。通常のシブーストは上にはリンゴがのっていないので、そこも違いですね。
「湘南ゴールドのシブースト」

―湘南ゴールドはどんな特徴を持った品種なんですか?

捧さん:温州みかんとゴールデンオレンジを掛け合わせた神奈川県産のブランド柑橘で、見た目は黄色くてレモンのようですが形は丸く、レモンほど酸っぱくなくて、上品な甘さと爽やかな香りが特徴です。その特徴を活かすベストなバランスで、通常のシブーストよりも爽やかでさっぱりとした夏らしい味わいに仕上げました。
湘南ゴールド

―おすすめの食べ方を教えてください。

捧さん:冷凍でのお届けなので、冷蔵庫で3〜4時間解凍してから食べるのがノーマルですが、完全に解凍せずに半解凍くらいで食べるのも、シャクシャクとした食感が楽しめておすすめです。アイスクリームのような感覚で、夏にはぴったりですよ!個人的な印象ですが、しっかり解凍した方が甘さがきちんと感じられ、半解凍だとさっぱりとした味になる、という感じです。サイズも大きめなので、まず半分は半解凍で、残りはしっかりと解凍して、といったように両方をお楽しみいただくのもいいかもしれませんね。
捧さん

―東急限定品ということで、通常のシブーストのファンも注目ですね!

捧さん:おかげさまで日本全国に〈ブールミッシュ〉のショップを展開させていただいていて、シブーストも多くの皆さまにお楽しみいただいていますが、この「湘南ゴールドのシブースト」は、今だけ、ここだけでしか手に入りませんので、通常のシブーストがお気に入りという方にも、そして地方の方にも、とても喜ばれるのではと思います。昨年は買えなかったという方も、ぜひ今年はチェックしてみてください!