ヴァインライヒ醸造所はドイツのラインヘッセン地方、ベヒトハイムにあります。2009年から、ヤン・ヴァインライヒ、マーク・ヴァインライヒ兄弟で醸造所を運営しています。現在では管理する畑の98%でオーガニックを実践しています。醸造においても大部分がぶどう畑由来の酵母を生かした自然発酵です。セラーでは小型のタンクを活用し、個々の畑の特徴を生かした醸造を行っています。瓶内二次発酵によるゼクトも生産しています。年間生産本数は約15万本。醸造家団体「Generation Riesling(ジェネレーション・リースリング)」と「Maxime Herkunft(マキシーメ・ヘアクンフト)」に所属しています。
品種:ドルンフェルダー50%、メルロー40%、カベルネ・ソーヴィニョン10%
土壌:レスローム、石灰岩
栽培:ビオロジック
醸造・熟成:ステンレスタンクで発酵。18か月間樽熟成。
ダークチェリー、ブルーベリー、ラズベリー。口の中をつるんと滑るように流れるアタック。滑りの良さと相反するような果実の密度。例年よりも熟した果実の風味が前に出ていながらも重苦しくならない。シンプルな構成で冷涼な酸の支えがあり均整の取れたプロポーション。タンニンの毛羽立ちがないため余韻までストンと引っ掛かりなく落下していく。飲み心地の良さ、余韻の軽快さは他にない赤ワインです。