◎THE WINE by TOKYU DEPARTMENT STORE 取扱商品
【生産者情報】
戦後1940年代後半から50年代にかけて、オーブの一部の栽培家はピノ・ブランを植えました。この品種には白コショウやミントのような官能的な香ばしさがあり、長らく”隠し味”としてブレンド用に用いられてきましたが、20世紀終わり頃、樹齢が50年を超えポテンシャルが十二分に開花したことで、この品種をより主体的に使う生産者が出てきました。その筆頭格が「デュフール」です。
1999年から他に先駆けてピノ・ブラン100%のキュヴェを造りはじめたイヴ・デュフールは、パリジャンを中心としたシャンパン愛好家に細々と紹介してきましたが、2004年、高い意識を持った息子シャルルに世代交代したことで、「オーブのピノ・ブラン」を世界に向けて発信することになりました。
2007年からはすべての畑でビオロジック栽培とビオディナミを実践し、2010年、「エコセール」の認証を取得すると同時に100%ビオディナミへと転換しています。 「表現者」という言葉がよく似合うシャルル・デュフールの作品は、音楽に例えるなら美しいジャズバラードのような、官能と深い精神性が感じられるものです。
【商品紹介文】
ランドルヴィル、セル・シュル・ウルス、エソワの各区画より、2019年産のピノ・ノワール60%、シャルドネ30%、ピノ・ブラン10%のブレンド80%に、同じ畑からの同様のブレンド比率で、2010年~2018年のヴァン・ド・レゼルヴを20%ブレンドした。2019年産はブルゴーニュ製228リットルの樽で発酵&12ヶ月間シュール・リー熟成、ヴァン・ド・レゼルヴはフードルで熟成させたものです。MCR(濃縮ぶどう果汁)によるドザージュは2g/l。
作品名の「ビュル・ド・コントワール」は「(バーなどの)カウンターの泡」という意味で、美味しさや快楽をみんなで分かち合いましょう、という思いが込められています。作品名の「チン・チン」はフランス人が日常的に使う乾杯のかけ声で、ラベルの絵はソウルのイラストレーター、ア・ヨン・ソンさんが描いたものです。
【味わい】
豊かなボリューム感、 厚い旨みの層と果実味、 蜂蜜やドライフルーツといった要素やトーストやバターなどのクリーミーな要素を感じられます。