1916年にファン・ヒル・ヒメネスによって設立され、4世代に渡ってワインを造り続けるフミーリャを代表するボデガ。フミーリャの街から10km離れた地テルミノ・デ・アリバ(『天井の果て』の意)に位置する。20世紀初期からワイン造りを始め、代替わりする度に発展を遂げてきた家系に育った現当主ミゲル・ヒルは自らがオーナーとなって以降、精力的に近代化を進め、醸造スタッフ自ら設計に関わってセラーを新設。「ブレンド用とされていた品種モナストレルに拘り、収量を下げ、クオリティーワインを造り出す」という信念を元に、伝統の尊重と革新を融合させてきた。
モスカテルの香りの印象はメロン、桃、キウイのフレッシュなアロマを補うジャスミンや白コショウ。種のあるジューシーな果実や甘露の味わい。ジューシーかつ爽快感ある果実。ほとんど重さを感じさせないスパイシーなフィニッシュは長い。