塩瀬 豪さんと、齋藤 翔さん(共に長野県出身、1987年生まれ)が2018年に30歳という若さで、北アルプス・安曇野ワイン特区第一号ワイナリーとして立ち上げたワイナリー。決して「フランスのワインのコピー」ではなく、「やさしさ」「ピュアさ」「上品さ」「滋味深さ」といった味わいで、しっかりと「日本のワイン」らしさが出ている。伝統を守りながらも若い感性で自由で革新的なワイン造りを実践。「ワインは農産物である」ということを念頭に醸造しています。添加物は極力使用せず、補糖も補酸もしません。そして人の手が加わりすぎることで味わいが変化することのないように意識しながら、その年のぶどうの味や熟度などがワインにそのまま表れるように努めています。長野県固有の品種「竜眼」にも注目し、「オレンジワイン」として仕込んでいる。薬草のような独特の香りがあり、皮からのほのかなタンニンと酸味、抑えめのアルコールが食中酒として優れていて、和食、日本の薬味などによく合います。