南アフリカで最も有名にして、世界に誇る高品質スパークリングワインとして、多くの賛美を浴びてきたグラハム・ベック。良質なピノ・ノワールとシャルドネの産地として有名な産地に農場を購入、1991年より生産をスタートさせました。南アフリカ産スパークリングとして、初リリースから毎年高い評価を獲得。ネルソン・マンデラ氏(南アフリカ)やバラク・オバマ氏(アメリカ)の大統領就任を祝う祝賀ワインとしてブリュットが振舞われるなど勝利の美酒の造り手としても有名です。
恵まれた日照量が育む奥深い複雑味と果実味、それであってフレッシュさが際立った瓶内二次醗酵によるスパークリングワインです。醸造家であるピーター氏の身体を流れる血は「泡」で出来ている、とワイン関係者が語るほどスパークリングワインの生産を天職にしてきた南アフリカを代表する泡の重鎮的存在です。 マムやモエ・エ・シャンドン等シャンパーニュを代表する蔵を含め多くの蔵でワイン造りを経験。今でも、何度もシャンパーニュに赴き理想とする「パーフェクトな泡」を追求し知識を養っています。シャンパーニュでは研究論文の発表も行い、シャンパーニュの発展にも貢献しています。ウエスタン・ケープの中で最も濃度の高い、そして世界でも最も古い石灰岩質土壌を有するシャルドネの銘醸地です。赤い頁岩や砂岩質、シストの混ざった風化した花崗岩質土壌の上に茶褐色の古生代の石灰質土壌が広がる地区で、天然の良質で素晴らしい酸が備わったワインが生み出されます。
南アフリカでは3月頃にヒートウェーブ(熱波)が訪れることもありますが、スパークリングワインの収穫は1月前半から行われます。ロバートソンは比較的熱い地区ですが、逆にスパークリング用ブドウの栽培には大変適しており、熱波が訪れる前に十分に成長した酸の乗った美しいブドウを収穫することが出来ます。綺麗に熟した繊細な柑橘果実のアロマやほのかな酵母香が漂う、南アフリカ産の瓶内二次醗酵ワインです。ムース状のきめ細かな泡と熟した柑橘系の果実味を持つ洗練された味わいが特徴です。