汗に強いファンデーションとは?
崩れにくいベースメイクやメイク直しのコツまで解説!

汗をかいても崩れにくくする!ファンデーションのメイクテクニック

気温の上昇につれて、気になるのが「汗」によるメイク崩れ。汗でファンデーションが流れてしまっては、せっかくのメイクも台無しです。なるべくメイクし立ての状態をキープするには、どうしたら良いのでしょう。

そこで今回は、崩れにくいベースメイクのテクニックや、汗に強いファンデーションの選び方、そしてお直しのときのコツを詳しくご紹介します。ポイントを押さえて、汗や皮脂に負けないメイクを手に入れましょう!

そもそもメイク崩れは、なぜ起こるのでしょうか。

顔に汗をかくと、水に弱い粉体のパウダーファンデーションやフェイスパウダーが溶け、汗と一緒に流れてしまいます。反対に、汗をかかないようにと冷房にばかり当たっていると、肌が乾燥し、皮脂が過剰分泌されます。そんな余分な皮脂が、化粧品に含まれている油分と混ざると、メイク崩れを引き起こすのです。

メイクが崩れないようにするには、まずは日頃のスキンケアを見直して、肌の土台を整えることが大切です。では「崩れにくいファンデーションのメイクテクニック」として、洗顔・スキンケアのステップから見ていきましょう。

洗顔~スキンケアはしっかり!

夜寝ている間に、皮脂と空気中のホコリが混ざりあうので、意外と顔は汚れてしまいます。朝は洗顔フォームをしっかり泡立てて、余分な皮脂や汚れをきちんと洗い流しましょう。泡は、皮膚への刺激が少ないぬるま湯で洗い流します。

メイク前のスキンケアは「たっぷり」がキーワードです。肌がひんやりするくらい、化粧水をパッティングして入れ込み、うるおいを蓄えましょう。その後、乳液や保湿ジェルを丁寧にハンドプレスして、油分でしっかり蓋をすると、乾燥や皮脂の過剰分泌の抑止につながりやすくなりす。スキンケア後は、5~10分程度は時間を置いて美容成分が肌に浸透するのを待ちましょう。

ベースメイクの前にティッシュで肌を押さえると、スキンケアの余分な油分や汗を除去できます。おでこ、鼻、髪の生え際など、汗や皮脂が出やすい部分を念入りに、ティッシュオフしましょう。

化粧下地でファンデーションのもちをよくする

スキンケア後、ファンデーションの持ちを良くするためには、高機能の化粧下地が役立ちます。テカリが気になる方は皮脂コントロールタイプを、紫外線対策をしたい方はSPFが高いものを選びましょう。もちろん部分によって使い分けるのもOKです。

手の甲に出したら、額・頬・鼻・顎にポンポンと下地をのせて、薄く指の腹で伸ばしていきます。毛穴が気になる部分は、軽くたたき込みながら丁寧になじませてください。スキンケアと同様に、下地を塗った後も、全体がなじむまで5分程度時間を置くのが理想です。

リキッドファンデーションを選ぶ

汗対策をするためには、ファンデーションを肌に密着させることが重要です。粉体のパウダーよりも、リキッドファンデーションのほうが肌への密着力が高いのでおすすめ。テカリが気になるようであれば、マットな仕上がりのものを使いましょう。

手の甲にファンデを出したら、額・頬・鼻・顎にポンポンのせ、水を含ませたスポンジで、ポンポンと顔全体をたたき込むように塗って、肌になじませます。すると余分なファンデや油分がスポンジに吸着するので、厚塗りを防ぎながら肌への密着度アップが期待できます。スポンジは水で濡らした後に、ぎゅっと絞って水気をしっかり切るのがポイントです。

ルースパウダーで皮脂対策を

ベースメイクの仕上げには、きめ細かなルースパウダー、もしくはフェイスパウダーを重ねます。粉体が余分な皮脂を吸収して、肌表面をサラサラに保ってくれるので、メイクが崩れにくくなりますよ。

厚塗りにならないように、ブラシで取り、しっかり粉を落としてから、ササッと肌表面をなぞるように塗りましょう。パフの場合は、粉を取ってもみ込み、余計な粉を落としたら顔表面を優しく押さえるようにします。眉毛・まつ毛の隙間も、細いアイシャドウブラシをつかって、パウダーを行き渡らせると、メイクの持ちが変わってくるでしょう。

汗に強いファンデーションの選び方

汗対策をするのならリキッドファンデーションがおすすめですが、中でもウォータープルーフのファンデーションを選ぶと良いでしょう。

汗対策にはウォータープルーフタイプ!

海やプールなどのレジャー用に選ぶことが多い「ウォータープルーフ」ですが、汗をかきやすい時季の普段使いにもぴったりです。一般的に汗や水、皮脂に強く、紫外線カット効果も備えていることが多いため、春・夏は大活躍間違いなし!

リキッドやクリームタイプであれば、付け心地も軽く、肌への密着度も高いとされています。ほかにも、直接肌に塗って使う、カバー力が高いスティックファンデーションもおすすめです。コンシーラーのように、気になる部分だけ薄く重ねてたたき込めば、肌悩みを隠しつつ厚塗り感なく仕上がります。

ただし「ウォータープルーフ」の評価基準やその持続効果は各メーカーによって異なるため、注意書きをよく読み、過度に信頼しすぎないようにしましょう。特に顔汗をタオルで押さえた際に、摩擦でファンデーションが取れることもあるので、定期的にチェック&塗り直すようにするほうがベターです。

化粧崩れ防止スプレーを使うのもあり!

アイメイクなどすべてのメイクを終えたら、仕上げに化粧崩れ防止スプレーやミストを使うと、よりメイク崩れがしにくくなります。汗をかきやすい夏場には、とても助かるアイテムなので、ひとつ持っておくと安心です。

汗が気になったら!ファンデーションのメイク直しのコツ

汗は生理現象なので、自分の意思では止められません。メイク崩れが気になったら、潔くメイク直しをしましょう。そのコツをご紹介します。

STEP1:まずはリンパを冷やして汗をおさえる

メイクを直す前に、まずはクールダウンします。顔表面の温度が下がらなければ、いくらメイクを重ねても、きれいにのりません。

顔汗が収まらなければ、首の後ろやわきの下など太い血管がある箇所を冷やすと、汗が引きやすくなります。保冷剤がなければ、冷えたペットボトルや携帯型扇風機を使いましょう。

汗はティッシュやハンカチなどで押さえ、水分を布に染み込ませるようにオフします。軽くしっとりした状態にしておきましょう。

STEP2:メイク汚れや油分をオフ!

クールダウンできたら、メイク汚れや皮脂を取り除きましょう。ここで重宝されるのが、水や化粧水のミストです。ティッシュにミストをかけた「ミストティッシュ」を使って、くずれた部分を押さえ、浮いたファンデを取り除きます。

もしくはクールダウンと保湿を兼ね、ミストスプレーを顔全体に吹きかけて、乾いたスポンジやパフにティッシュをかぶせて、くずれた部分を押さえるのでもOK。

パフやスポンジじゃ拭えない、目元などの細かなところは、水を含ませた綿棒で優しく取り除きます。Tゾーンや頬などの皮脂テカリが目立つときは、あぶらとり紙でしっかり皮脂を取り除いて、土台を整えましょう。

STEP3:なにもついていないパフで肌を均一にならす

汚れを拭い取ったら、今度はなにもついていないパフ(できればリキッドファンデーション用)で顔を叩き、ファンデーションのムラを均一にならします。乾燥が気になる方は、パフでならした後に、ミスト状の化粧水などメイクの上から使えるものを吹きかけて、肌の水分補給をしましょう。

STEP4:パウダーファンデーション×ブラシでお直しを

朝のメイク時にはリキッドファンデーションを使いましたが、お直しにはパウダータイプがおすすめです。まだ顔表面には朝のファンデーションが残っているので、アイシャドウブラシのような小さな筆でファンデをとり、顔の溝や毛穴に入れ込むようにして、部分的にファンデーションを重ねましょう。

まとめ

メイクの大敵「汗」と「皮脂」ですが、対策方法がわかれば怖いものではありません。化粧直しも手間に見えますが、肌を保湿してメイクを美しく仕上げれば、午後も気持ちをシャキッとできます。なんといっても、ふとしたときに鏡や窓ガラスにきれいな自分が映るのは嬉しいものです。汗にも皮脂にも負けず、メイクを楽しみましょう!

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