【化粧崩れ】ファンデーションがうろこ状に崩れた!
原因・防ぐ方法・メイク直し方法を徹底解説!

うろこ状の化粧崩れの原因は?

肌の表面を均一に整えてくれるファンデーション。しかし、朝からヨレて上手く塗れなかったり、はたまた、日中うろこ状に崩れていた! なんて経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

均一に塗っているはずなのに、なぜうろこのようにムラが出てしまうのか。その原因、そしてうろこ状の崩れを防ぐ方法、起きてしまったときのメイク直し方法まで詳しく解説します。

ファンデーションがうろこ状に崩れる原因は、主に以下が挙げられます。順に見ていきましょう。

・肌が乾燥している
・肌にスキンケアが残っている
・下地・ファンデーションの量が多い
・マスクや手による摩擦
・肌にファンデーションがあっていない

肌が乾燥している

乾燥してキメが乱れている肌は、ファンデーションがうまくのらず、ヨレが目立ってしまいます。乾燥が慢性的になっていると、皮むけしたり、肌が硬くなったりしてしまい、上から下地やファンデーションを塗っても、きれいに仕上がりません。季節の変わり目など肌がゆらぎやすい時季は、スキンケアを見直して肌にうるおいを与えましょう。

肌にスキンケアが残っている

メイク前に、化粧水などで肌にうるおいをチャージすると、ファンデーションのキープ力が上がります。しかし、そのスキンケアが肌になじみきらず、肌表面に残ったままファンデーションをのせてしまうと、ヨレの原因になってしまうのです。

特に高保湿タイプ、しっとりタイプの化粧水や乳液は、なじむまでに時間がかかります。頬やおでこにはなじんでいても、小鼻のわきや口周りなど、凹凸の多い箇所は残っているのを見落としがちなので、注意しましょう。

下地・ファンデーションの量が多い

ファンデーションの量が多すぎると、塗ったそばからうろこ状に崩れてしまう場合があります。特に、肌トラブルや色ムラを隠そうとしたり、こするように塗ったりしていると、塗りムラができてしまいます。

均一に塗ることができたとしても、厚みがあると、時間経過と共に皮膚に近い層のファンデーションが皮脂と混ざりあい、まさに地崩れのようにヨレてきてしまいます。

パウダーファンデーションの場合は、化粧下地の塗りすぎや塗りムラが仕上がりに影響を及ぼすので注意しましょう。

マスクや手による摩擦

ファンデーションは、マスクの着用や普段の手癖などによる摩擦でもヨレてしまうことがあります。特に顔を覆うマスクは擦れ以外にも、内側に呼吸による湿気がこもりがちなので、乾燥も引き起こします。乾燥肌と摩擦ともに気を遣う必要があります。

肌にファンデーションが合っていない

ファンデーションにはパウダー、リキッド、クッションといった形態の違いのほか、保湿力のあるもの、皮脂コントロールができるものなど、さまざまな種類があります。しかし、例えば、オイリー肌の方が保湿目当てで、高保湿力のあるものを使用すると、肌の油分が過剰になってしまいます

このように、自分の肌のタイプと合っていないファンデを選んでしまうとヨレの原因となるので、ファンデを選ぶ際は一度コスメカウンターで相談してみることをおすすめします。

うろこ状の化粧崩れを防ぐスキンケア対策5選

うろこ状に崩れてしまう原因の多くは、肌のコンディションが関係しているようです。では、どのようにスキンケアをすれば良いのか、対策を5つご紹介します。

①洗顔はぬるま湯&摩擦レス

朝の洗顔は、ぬるま湯ともこもこ泡で、できるだけ摩擦を少なくしましょう。温度の高いお湯やゴシゴシ洗いは、必要な皮脂までも取り除いてしまうため、皮脂の過剰分泌を招いてしまいます。時短したい方は、泡立てる必要がない泡フォームタイプ、ジェル洗顔料などを用いましょう。

②乾燥対策!保湿重視のスキンケアをする

乾燥はメイクの大敵!そのため、乾燥が気になってきたら保湿を重視したスキンケアにシフトしましょう。ポイントは「化粧水」です。化粧水は、肌の角質層に水分や保湿力の高い有効成分を与え、肌をなめらかに整えてくれます

保湿力の高い化粧水には、「ヒアルロン酸」、「セラミド」、「グリセリン」、「コラーゲン」といった成分が含まれているので、商品を選ぶ際は成分表をチェックしてみてください。肌がうるおいで満たされると、ターンオーバーも整うので、健やかな肌へと変わっていくでしょう。

また、美容成分の効率性をあげるには、スキンケア前の「ブースター(導入美容液)」もおすすめです。乾燥してこわばった肌をやわらげてくれるので、化粧水などのスキンケア成分が肌に浸透しやすくなります。

③油分の多いアイテムは少なめに

化粧崩れを防ぐために、肌の水分補給は化粧水に任せて、油分の多い乳液やクリームは「蓋をする」程度に、軽めの使用を意識しましょう。ただ、乳液やクリームは、肌から水分が蒸発するのを防ぐ大切な役割を持っているので「使用しない」のではなく「軽めに使用する」ことを心がけてください。

④スキンケアは工程ごとになじませる

スキンケアは、化粧水・美容液・乳液それぞれの工程でしっかりなじませることが大切です。次々と慌ただしくのせてしまうと、浸透する前に肌の上で混ざりあってしまい、肌表面に残ってしまいます。そうするとスキンケアの効果も少なくなってしまうので、もったいない!

ハンドプレスをして、手に肌が吸いつくような感触があれば、美容成分が浸透しているサインです。小鼻の脇や口周りなど、細かな部分が気になるようであれば、メイク前にティッシュで軽く押さえてオフしましょう。

⑤日中もうるおいチャージ

日中、肌の乾燥が気になったら、化粧直しのタイミングなどに「追加」保湿をするのも手です。特に秋から初春にかけては空気が乾燥しているので、肌がぴりつくこともあります。

ちょっとした休憩時間に、ミストタイプの化粧水で顔全体を吹きかけると手軽に水分補給ができます。お好みの香りのものを使えば、リフレッシュにもなりそうです。ほか、メイク直し時には、さっぱりタイプの乳液やスティック状の美容液もおすすめです。

うろこ状の化粧崩れを防ぐメイクのコツ

スキンケア問題をクリアにできたら次はメイク! うろこ状の化粧崩れを防ぐためのメイクのコツをご紹介します。

化粧下地でファンデと肌の密着度をUP

うろこ状の化粧崩れの大きな原因は、ファンデーションと肌の密着度の低さです。そのため、ファンデ前に化粧下地を仕込むと、よりファンデーションが肌に密着して美しく仕上げてくれます。また、下地によっては、皮脂コントロール、毛穴カバー、カラーコントロールといった機能性があるため、肌トラブルの解消にもつながります。

ただし化粧下地自体が、その人の肌タイプに合っていないと化粧崩れの原因に。塗りすぎず、自分の肌との相性をみながら、ベストな1本を選びましょう。

肌トラブルはファンデ以外のアイテムで隠す

ファンデーションの厚塗りは、肌トラブルを隠そうとして起こりがち。シミやニキビ跡、くすみなどをカバーしたいときは、ファンデではなく、コンシーラーやコントロールカラー、化粧下地を使いましょう。上にファンデを乗せることを考えて、薄塗りを意識することが大切です。

ファンデはスタンプ塗りで、薄塗りに

重ね塗りしていないのに、うろこ状のムラができる方は、そもそものファンデを取る量が多いのかもしれません。また、スポンジを滑らせるように塗ると、力の入れ具合やスキンケアの残り具合によって、うろこ状のヨレができてしまいます。

そこでおすすめが、軽く叩きこむように塗る「スタンプ塗り」です。顔全体に塗るのではなくカバーしたい部分にファンデをのせ、トントン叩きこむように塗り広げていくと、自然な陰影ができて立体感のある仕上がりになります。

リキッドファンデーションなら、水で濡らし、ギュッと絞って水気を切ったスポンジを使用しましょう。スポンジが余分な油分を吸着してくれます。

パウダーファンデーションは、スポンジの約半分の面積分を取り、顔の半分を仕上げましょう。同じ量のファンデをとって反対側を仕上げ、全体を確認し、ムラがあったら「なにもついていない面」を使って、叩くようになじませると、厚塗りせずに、きれいに整いますよ。

フェイスパウダーをつける

ベースメイクの仕上げには、メイクのキープ力をあげるために、フェイスパウダーを使いましょう。フェイスパウダーは皮脂コントロールをして、摩擦による崩れを防いでくれる優秀なアイテムです。乾燥しやすい方には、皮脂コントロールをしながらうるおいをキープするタイプがおすすめです。

もちろんフェイスパウダーも大量に塗りすぎるとメイク崩れの原因になります。ブラシの場合はトントンと軽くはたいて、パフの場合は揉みこんで、余分な粉を落としてから、Tゾーン、目の際、マスクが当たる箇所などヨレやすい箇所を中心に塗りましょう。

うろこ状の化粧崩れが起きてしまったときの対策は?

せっかく朝にきれいに仕上げたのに、時間が経ったらやっぱり崩れてしまった! そんなときに役立つ、メイクのお直し方法をご紹介しましょう。

「ミストティッシュ」でメイクオフ&保湿

まずは、うろこ状になった箇所や、余分な皮脂を取り除きながら、保湿をしましょう。うろこ状のヨレができる原因は、うるおい不足からくる肌の乾燥もしくは皮脂の過剰分泌です。ヨレている箇所が乾燥でかさついているようであれば、メイク直しの際に化粧水でしっかり保湿しましょう。

ここで重宝されるのが、ミスト状の化粧水です。ティッシュにミストをかけた「ミストティッシュ」を使って、くずれた部分を押さえ、浮いたファンデを取り除きながら保湿をします。もしくはミストスプレーを顔全体に吹きかけて、乾いたスポンジやパフにティッシュをかぶせて、くずれた部分を押さえるのでもOK。

パフやスポンジじゃ拭えない、目元などの細かなところは、水を含ませた綿棒で優しく取り除きます。Tゾーンや頬などの皮脂テカリが目立つときは、あぶらとり紙でしっかり皮脂を取り除いて、土台を整えましょう。

なにもついていないパフで肌を均一にならす

汚れを拭き取ったら、今度はなにもついていないパフ(できればリキッドファンデーション用)で顔を叩き、ファンデーションのムラを均一にならします。乾燥が気になる方は、パフでならした後に、ミスト状の化粧水などメイクの上から使えるものを吹きかけて、肌の水分補給をしましょう。

パウダーファンデーション×ブラシでお直しを

メイク直しにはパウダータイプのファンデーションがおすすめです。まだ顔表面には朝のファンデーションが残っているので、塗りすぎないように、アイシャドウブラシのような小さな筆でファンデを使うと良いでしょう。顔の溝や毛穴に入れ込むようにして、ヨレた箇所にファンデーションを重ねます。

そして最後に、朝のメイクと同様にフェイスパウダーを軽くのせて完成です。化粧水やファンデーションのべたつきを抑えてくれるので、メイクのもちが良くなります。

まとめ

美しい肌に仕上げるファンデーションなのに、うろこ状に崩れていたらガッカリしますよね。ただし、さまざまな表情をつくる顔にのったメイクは、朝の状態をそのままキープするのは至難の業です。

まずはメイク崩れが起こりにくくなるスキンケア&メイクのコツをマスターして、ファンデーションを味方につけましょう。もし崩れてしまっても、きれいに直す方法がわかっていれば怖くありません。ぜひ明日からのメイクの参考にしてみてくださいね。

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