ウエディングドレス 購入とレンタルどっちがいい?
結婚式が決まったら、準備期間のハイライトの1つである「ウエディングドレス」選びが始まります。
カラードレスや和装など「お色直し」のバリエーションも無限で、楽しくも非常に悩ましいものでもあります。
自由でかぎりない選択肢の中から、花嫁は「世界でたった1つ」の花嫁衣裳を見つけ出すわけです。
試着をしていると、だんだんわからなくなってくるというのも「花嫁あるある」の定番で、「何回で決めたらいいか」とか「どうしたら決められるか」とよく聞かれます。
そんなとき私はいつもこんなふうに答えています。
「結婚相手と同じじゃないですか?」と。
笑い話のようでもありますが、「もっといいものがあるはず」と目移りしてなかなか決められない人もいれば、「これだ!」と試着もしないで一目惚れで決めてしまう人もいる。「タイミングよね」なんていうのもドレス選びにもよく聞かれる会話です。
実際、ドレスもそんなふうに選ばれているように見えます。

ウエディングドレスは大まかにいうと【セルドレス】【オーダーメイド】【レンタルドレス】の3種類に分類することができます。
【セルドレス】とは
既製の販売ドレスで、比較的安価で自分だけのものを手に入れることができます。管理が難しいイメージがありますが、シワになりにくいものを選んだり、販売店でアドバイスをうけておくと安心です。海外挙式と帰国後のお披露目パーティや、二次会など複数回着用の予定があるならセルドレスはお得と言えるでしょう。
【オーダーメイド】とは
自分のサイズや好みに合わせてあつらえるドレスのこと。デザイナーと1からデザインするフルオーダーより、上半身とスカートをいくつかのパターンから組み合わせるような「セミオーダー」はフルオーダーに比べて安価であることや比較的短期間で完成することから(2ヶ月程度が一般的)人気があります。
私は「アトリエ系」と呼んでいますが、同世代の女性がデザインや製作を手がけるドレスブランドも増えていて、そのアトリエや小さなメゾンは生地のサンプルやアイディアがいっぱいの宝箱のようです。
【レンタルドレス】とは
お店の数もドレス自体のバリエーションも大変豊富です。その品揃えや管理がラクであるということから、ほとんどの花嫁さんがレンタルドレスを利用しています。ほとんどのショップでオリジナルのラインナップも充実していますし、欧米のインポートのものもバリエーション豊か。タレントや女優など花嫁の年代に近い女性がプロデュースしたブランドなども人気があります。年単位でめざましい進化を遂げていますので、付き添いで来られるご家族やお友達もきっとびっくりされるでしょう。

試着してみると、同じ色みでも、ネックラインのかたちや開き方で印象が変わったり、「こんな大胆なのは無理」と思っていたようなドレスでも実際には上品に着こなすことができたりと、意外な発見もあると思います。
「似合う」とか「似合わない」とか、細かいことが気になったり、なかなか決められなくて疲れてしまったり、不安になってしまったりすることもあります。
もし気に入ったドレスが似合わないように感じても、髪型やアクセサリーの合わせ方でもカバーできますので、どうか諦めないでください。
これを読んでくださった花嫁様がみんなちゃんと「運命のドレス」に出会えて、その出会いが人生の糧になることを祈っています。