ウエディングドレスの選び方
ウエディングドレスとは花嫁が着るドレスの総称ですが、一般に「白いドレス」のこと。
すなわち「花嫁だけが着ることを許されている特別な白いドレス」と知られています。
その歴史は諸説ありますが、1840年イギリスのヴィクトリア女王が現代のような白くてふんわりとしたウエディングドレスの始まりと言われています。日本でウエディングドレスの憧れが一気に花開いたのが1981年同じくイギリスのダイアナ妃のウエディングドレスとも言われていますし、それぞれの時代の人気の女優や歌手の影響も大きいようです。
デザインの流行の変遷も注目してみると、ファッションや社会性までをも映し出していて興味深いものです。

いま当たり前となっているウエディングに関するものの多くは、著名人や誰かが「仕掛けた」流行から始まっています。バージンロードを歩く足を揃えながら進む歩き方も、キャンドルサービスも、ブーケプルズも。でも、そういった「憧れ」や「真似したい」と思われるような素敵なアイディアが広がって定着していくのはウエディングらしいなと思います。
そもそも、今のような欧米風のウエディングスタイルが主流となったのは、ほんの20年足らずのこと。貸衣裳店が所有するウエディングドレスの数がこんなにもバリエーション豊富になったのも、そんなに歴史の長いことではありません。
ドレスの進化はめざましく、体型カバーや動きやすさは当たり前。素材も、照明映えするようなものより、外光や風によって表情の変わるような軽めのもの、また、ゲストとの距離も近いパーティスタイルが好まれていることから、近くで見て目を惹く工夫のある上質なものも豊富です。
せっかく選んだ運命の1着だからと「お色直し」をしないで、小物やヘアスタイルでアレンジして1日白いドレスで通すことも少なくありませんし、白ドレスから白ドレスへの「お色直し」も。袖やトレーンの付け外しができる「2WAYドレス」も便利であることやサプライズ感もあって人気があります。

【ウエディングドレスの選び方】
1)おおまかなイメージを考える
◎袖や胸元のデザイン
◎全体のシルエット(スカートの膨らみや長さ)
◎白の色み(白、オフホワイト、クリームなど)
◎お色直しの予定の有無
2)衣裳店に見学および試着の予約連絡をする *ほとんどの衣裳店は予約制
3)衣裳店で聞かれること
◎会場(広さや照明、施設の特徴など)
◎挙式日(着用する日)
◎サイズ(服のサイズ●号・身長・下着のサイズ・靴のサイズ)
◎着てみたいドレスのイメージ
4)試着して着心地、サイズ、重さと動きやすさを確かめる
*写真(バストアップ、全身、後ろ姿)を撮り客観的に見る
*スタイリストの意見にも耳を傾ける