お母様たちのビューティ作戦
結婚式で新郎新婦のお母様たちの装いは黒留袖が定番ですが、パーティの雰囲気や動きやすさなどからアフタヌーンドレスなどの洋装が選ばれることが増えたように思います。結婚式全般において言えることですが、余計な憶測や印象を与えることを避けることは大事なので、両家で揃えることで、どちらかが良く見えたり、あるいは、コミュニケーション不足に見えたりすることを避けるためにも、留袖でも洋装でも両家が同じようなものを選ばれることが基本とされています。
ゲストをお迎えする側として、装いは心の表現。個性を出すということはここでは必要ありませんが、たくさん写真も撮るし、せっかくならいつもよりもっとキレイな姿でその日を過ごしたいと考えるのは自然なことだと思います。

特別な機会だからということでは「つけまつげ」や「シェービング」は、がらりと印象を変えられるので、おすすめです。
つけまつげは、慣れていないと自分で付けるのは難しいので、この機会にとプロのメイクにリクエストされるお母様は多いと思います。目ヂカラがアップすると明るく華やかに見えますから、結婚式という場面にも合っていると思います。予約時に確認しなければいけませんが、多くの場合、つけまつげは自分で用意するもので、事前に選んで買って持参することになります。ギャルのような長さやカールのものは派手になりすぎてしまうので、選び慣れていない場合には、相談してから買うようにしてください。全体に付けて違和感があれば、目尻だけに付ければナチュラルに見えるかもしれません。
当日に自分でメイクをする場合には、事前に「まつげエクステ」をするという選択肢もあります。トラブルがあるといけないので、信頼できるサロンであることはもちろん、結婚式の1ヶ月前くらいに一度体験しておくとよいと思います。問題なければ、結婚式の数日前に本番用を付けてもらいましょう。
シェービングは理容室でのうぶ毛剃りで、肌色がワントーン明るくなるような変化が期待できます。乾燥しやすくなるので、ベストなコンディションになるまで1週間くらいみておいたほうがいいと思います。女性のシェービングを専門としているところで、保湿やマッサージのアドバイスも受けられるとさらに安心です。

ブライダルヘアメイクの古田康子さんに、お母様世代のホームケアについてアドバイスをいただきました。
「日頃から首から鎖骨のリンパを流してお顔のリンパマッサージをされると上がりグセがついて、顔色も明るくなります。眉も下がりぎみになるので、きちんとカットされてから書いたり、リップも口角が上がるように、とくに下唇の口角を上げぎみを意識されるといいかなと思います」
普段にも使えるテクニックですから、日常のケアにぜひ取り入れてみてください。