留袖着付の持ちものチェックリスト
背中と両胸と両袖に5つの家紋が付いた、地色が黒の留袖を「黒留袖」といいます。いわゆる「第一礼装」で、格が高い装いはお迎えするゲストへの最大の敬意を表します。自分のものをお持ちでも、相手のお家に合わせるとか、準備や脱いだあとがラクだからとレンタルを利用するお母様がいらっしゃるくらいで、留袖を着ることに慣れている方は珍しいと言ってもいいと思います。ただでさえ、緊張や慣れないことが集中する日ですから、持ちものの準備は余裕をもって早めにしておくようにしてください。
着付けを式場や美容室で予約している場合には、この「持ちものリスト」で不足がないか、事前に確認しておくと安心です。

□ 留袖
□ 肌襦袢
□ 長襦袢(半襟もご確認ください)
□ 裾よけ
□ 帯
□ 帯締め
□ 帯揚げ
□ 帯板
□ 帯枕
□ 腰紐(4~5本)
□ コーリンベルト(2本 あると着心地があるとラクで崩れにくい)
□ だて締め(2本)
□ 襟しん
□ 補正タオル(薄手のもの2~3枚)
□ 足袋
□ 草履
□ 末広
□ バッグ(バッグの中に入れるもの、クロークに預けるものを事前に準備しておきましょう)
□ 白いハンカチ

バッグはあまりものが入らないので、心づけ(新札)を入れたポチ袋やリップブラシとハンカチ程度。クロークに預けるために大きめの、口が閉まるバッグがあると便利です。集合時間の前に親戚と連絡を取ったり、写真を撮ったりするために携帯を手元に置く場合には、家族や親族のバッグや男性のポケットに預けられるよう見込みを立てておくといいと思います。
早めにシミュレーションして、気になることがあれば式場に問合せてみてください。ウエディングプランナーや式場担当者は、いろいろなことを聞かれるのに慣れていますから、どんなことも遠慮する必要はありません。
慌てたり心配したりするのも、醍醐味の一部ですが、楽しい気分でその日を迎えるためにも、味方は多いほど安心です。問合せたり相談したり、おおいに周囲を巻き込んでご準備を進めてください。