「父の日」とは
6月の第3日曜日は「父の日」です。母の日と同様に世界中に「父の日」があります。
世界の父の日を調べてみると「手紙」や「花」を贈ることがスタンダードとなっている国が多いようですが、いずれもベースに母の日があって、なんとなく後付けっぽい設定であるように思いました。やはりお母さんは世界でも絶大な存在であるようです。
「父親に感謝を表す日」ですが、贈るものや過ごし方にコレ!という定番がないので、毎年「お父さんの好きなもの」「喜んでくれそうなもの」を一生懸命考える機会となっているご家庭も多いのではないでしょうか。

子どもの頃は、お父さんをかっこよくしたいと、素敵なネクタイやシャツなどを選んだり、大人になると、お父さんの健康を気遣うようなものが多くなるようです。お母さんに比べると好きなものがわかりやすかったり、一方こだわりが強そうで、気に入ってもらえるのかドキドキしたり、お父さんのイメージはそんなふうに共通しているのかもしれません。
実際、プレゼントの人気ランキングなどを見ると、上位に並ぶのは比較的手頃なものが多く、食べ物・飲み物が多いようですが
、そこには「贈ってくれた気持ち」を味わったり、「あれは美味しかったなぁー」と繰り返し思い出したりすることもセットになっているのではないでしょうか。

いつだったか「親のルーツを辿る旅」がお薦めだと国民的スターNさんがテレビで話し、話題になりました。「ここは〜〜で、この先が〜〜で」と説明が止まらないと、生まれ育った土地などを親子で巡る様子が眼に浮かぶようで微笑ましいと、あとにインターネットなどでも大変反響があったように思います。
モノより思い出とはまさにその通りで、親孝行のためと言いながら、自分も楽しめていい経験になりますよね。普通の旅行やドライブとはちょっと違う、マニアックな、もしかしたらちょっと不便なコースを行くからこそ、あとになっても思い出話が尽きませんし、「共通の新しい思い出」ができるのも素敵なことだと思います。
「父の日」には、ちょっと手頃なプレゼント、お酒やお菓子を持って、懐かしい場所のヒアリングを。そして、夏休みか、過ごしやすくなった秋の頃にでも、そんな旅に出かけてみるのはいかがでしょうか。