ラッキーチャーム(2)
ラッキーチャーム(charm for luck/幸運のお守り)は、調べてみると由来となるような背景はさまざまですが
日本の「松竹梅」とか「鶴亀」と同じように身近にあるものから、おとぎ話などから伝わったようなものも混在しています。
どれも健康・富・長寿などの「幸福」が永く続くことが願いが込められています。
◇テントウムシ
ヨーロッパ諸国で「神の使者」という言い伝えがあるほか、「幸運の予兆を知らせに来る」とか「幸運を呼ぶ」スピリチュアルな存在とも知られています。
漢字で天道虫と書くのは、テントウムシが太陽(お天道様)に向かって飛ぶことにちなんでいるのだとか。
小さな姿にたくさんのジンクスや夢をのせているイメージもラッキーチャームにぴったりです。

◇青い鳥
メーテルリンクの童話に登場する「幸せの青い鳥」から。モチーフそのものがデザインしやすくかわいいということに加えて
「幸せはすぐそばにあっても、なかなか気がつかないものだ」という童話の一節がメッセージが魅力的です。
◇カギ
「大切なものを守る」とか「心を開く」をイメージさせる鍵。
家の富・繁栄・健康を呼び込み、守るという願いが込められます。
未来を拓く、問題を解くというような力強さやお守りという意味合いもあります。
◇スプーン
「幸せをすくう」とか、木製のスプーンを台所に置くと料理上手になれるというイギリスの言い伝えなどから、花嫁への贈り物の定番。
「食べるものに困らない」という願いを込めて、銀のスプーンは出産祝いとしても好まれています。

◇リボン
リボンや紐は、愛の約束を永遠に結ぶ象徴です。英語で"tie the knot"は直訳すると「結び目をつくる」ですが「結婚する」という意味で使われます。贈り物などの「大切なもの」にリボンをかけることも幸運を連想させる素敵なアイテムです。
◇馬蹄
馬の蹄鉄は、古くからヨーロッパで魔除けのお守りとされています。
馬蹄型のペンダントを身につけてお守りにしたり、結婚式では花嫁が無事に教会まで行けるように玄関に飾ったりするそうです。
◇ラッキーナンバー
多くの人が「好きな数字」をもっています。自分や誰かの背番号だとか、語呂合わせ的に自分の名前や好きな言葉に読める数字の並び、あるいは「なんとなく」という場合も少なくないようです。
「7」とか「八」とか、「2525(ニコニコ)」とか、一目ではわからないような暗号を込めるのも楽しそうです。