結婚式を延期したなら
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言により、結婚式や披露宴の延期や中止を余儀なくされるカップルがたくさんいます。
ブライダル業界にとっても経験のないことで、全方向的に混乱が続いています。
延期の見通しも立てられず「今、何を目標にどう過ごしたらいいのかわからない」という嘆きの声が日に日に大きくなってきているように思います。

日取りや時期の目標がない、目安がないと、人生設計まで曇って見えてしまうとしたら、
○月○日パターン、○月パターン、○月パターン・・・と、3〜5つパターンを想定しておくのはどうでしょうか。
実際、お仕事の転勤が見込まれたり、ご親族の体調に不安がある場合などにもこういう考え方をすることがあります。
パターンから選ぶ方法だと、1つの選択肢がなくなっても振り出しに戻ることがなく、気持ちの切り替えができたり、契約や発注にかかるお金や期日が明確に比較できます。
また、そのパターンを具体的に絞る中で、例えば「写真だけの結婚式」「出産後の結婚式」「家族だけの小規模な結婚式」など、初めに想定していたスタイルと変わるのが「アリかナシか」を確かめ合い、優先順位を共有することができることは、その先の選択を円滑に進める大きなメリットになると思います。

また「時間ができたことで生まれるアイディア」をかたちにするのもおすすめです。
例えば、髪を伸ばすとか、腹筋を美しく鍛えるとか、ダンスや楽器演奏を練習するとか、披露した時にびっくりされるような何かの「仕込みの期間」と考えると、時間が早く感じられるかもしれません。刺繍やパッチワークなど手の込んだものに取り組むのも面白そうですね。
時間をかけたものには、視覚的に圧倒的な迫力が感じられるものです。
その場合には「ビフォー・アフター」の画像や映像を残しておくのがポイントです。定点カメラ的な早送り映像だとか、上達が感じられるようなことを当日披露するとサプライズ感と時間を有効に過ごしたポジティブな印象が伝わって、素敵だと思います。