ライドオン・新しい生活様式(3)日記をつけよう
新しい生活様式に「日記」とは、新しさのない提案のようですが、
実は今こそ日記が大切です。
一番の理由は、行動記録です。
ステイホームの認識が緩まると、万が一ウイルス感染があった場合に、行動を辿ることが求められます。
そのためにもいつどこに行ったかという記録が必要になります。いつどこで何をしたか、誰に会ったか、覚えているようで覚えていないものですよね。不要不急の外出を控えたほうがいいことは今後もしばらくは変わらないので、記録をつけることが自制につながるかもしれません。

ダイエットや健康のために、食べたものを記録するという手法があるそうです。
私は何度やっても続きませんが、これがまさに効果です。不規則で偏りがあることを恥ずかしく思って記録するのを躊躇したことで続かなかったので、自覚するという意味では成功しています。自覚したのちの行動につながるかどうかはまた別の問題ですが、この「レコーディング(記録)ダイエット」のように、食べたものや行動の記録をつけることで、先の献立を考えるのに役立ったり、運動や栄養の不足に気づくことにも繋がると称賛されているようです。
リモートワークや自宅での食事など自己管理の比重が増したことで、ルーティンや時間割を作ることも改めて注目されている昨今。この手法は取り入れてみる価値が大いにありそうです。

コラムの中で、新しい生活様式は「組み合わせがカギ」と書きましたが、
日記についても同じように考えています。
写真投稿系のSNSや、走った距離や体重などを記録するアプリなど、スマートフォンを利用したものはやはりとても便利です。私の旧型の携帯電話は持ち歩いているだけで歩数がカウントされるので、機種変更をした時からどれだけ歩いたか、歩いていないかが記録されています。今日は運動したぞという日記よりも、勝手に記録されているものがありがたく感じられるときがあります。手書きのものやSNS、アプリなどを併用していくと、合ったものが絞られてくるかもしれませんし、慣れることが継続に繋がり、日々の気づきに繋がっていくなら、とても素敵なことではないでしょうか。