二十四節気とは(冬)
二十四節気(にじゅうしせっき)とは、季節や季節感を表す言葉として、私たちの生活に大変なじみの深いもの。節分を基準に1年を24等分して、それぞれに季節の名称を与えたもの。四季(春夏秋冬)にそれぞれ6つの「節」と「中」があります。
一般的に「暦の上では冬です」のように使われる「暦の上」というのは、二十四節気を指しています。
行事や贈り物、手紙や結婚式の招待状などの文言にも関係があるので、大人のマナーを学ぶとき、避けて通れないものとも言えるでしょう。

立冬(りっとう)
10月節/11月7日頃
この日から立春の前日までが冬。
小雪(しょうせつ)
10月中/11月22日頃
陽射しは弱まり、冷え込みが厳しくなる季節。
大雪(たいせつ)
11月節/12月7日頃
山々は雪の衣を纏って冬の姿となる頃。
冬至(とうじ)
11月中/12月22日頃
1年で1番"夜"の長い日。冬至南瓜や柚湯の慣習が残る日。
小寒(しょうかん)
12月節/1月5日頃
寒の入り。寒さが本番を迎える。
大寒(だいかん)
12月中/1月20日頃
1年で1番寒さが厳しい頃。

「ふゆ(冬)」の語源は、万物が冷ゆる季節の「ひゆる」からと言われています。
農業を中心とした暮らしをしていた日本人にとって、寒い冬は食物を蓄え、暖を取り、工夫をして過ごした季節。
現代はイヤーエンドの集まりやクリスマス、お正月などイベントの多い季節というイメージですね。
「節目」を生かして、感謝を伝え合ったり、未来を語り合ったりする素敵な季節となりますように。