ライドオン・新しい生活様式(7)オンライン忘年会
ハロウィンが過ぎると、クリスマスの声が聞こえてきます。
イヤーエンドの企画も始まり、忙しない季節の始まりです。
今年は春夏の集まりもなく、10月に入社式が行なわれたというニュースもありました。忘年会と言われてもどうもピンときませんが、そろそろ季節は迫ってきます。
リモートワークの善し悪しと同様に、リモートでの忘年会にも便利な点も不便な点もあります。
その評価は「好み」によるところが大きいようにも思いますが、今年の忘年会は「新しいことにみんなでチャレンジをする」という付加価値もあるので、リモート(オンライン)はおすすめです。
「集まることができない」ということから生まれるクリエイティブには、来年からの新しい組織づくり、仲間のポテンシャルの発見などにも期待ができます。
大勢の会では声を上げられなかった人からアイディアが出されることもあるかもしれません。

配信や運営から司会進行まで全体をパッケージで任せられるプランもありますし、同じ食事が届けられるデリバリーのプランなど、規模や環境に合わせて忘年会を開催するために必要なサポートはインターネットで簡単に見つけることができます。
日頃からリモートワークで繋がっている環境なら、特別なプランを利用しなくても、開催することは難しいことではないはずです。
コース形式で自動的に料理が運ばれてくる飲食店と違って、時間の経過を感じにくいので、進行や時間配分は予め計画しておくとよいでしょう。始まりはともかく「終わりにくい」というのがリモートの難しい点とも言われていますので、締め方、お開きの時間を決めておくことが大事です。
20名程度までなら、予め「お題」を3つか4つ出しておいて、一斉に紙に書いたものを出すというのもいいですね。今年一番頑張った人、変化した人など、投票の多い人や書いた理由を話してもらったり、従来型の飲食店などでの忘年会ではできなかったようなスタイルにすると「今年ならでは」の会になると思います。

顔ぶれや環境によって、同じパーティフードを「お取り寄せ」して、同じ食事やお酒を楽しむのも素敵ですが、予算や手間の面でも「無理をしない」のがリモートを楽しむ原則。それぞれの好みやスタイルで臨むことが許されるような環境づくり、雰囲気づくりを心がけましょう。
例えば、会のテーマカラーなどを決めておいて、身につけるものや食べ物、おつまみのパッケージ、器など、どこかにその色を用いるようなアイディアも楽しそうです。缶ビールやワインのラベルによくあるような色にしておけば、気軽に取り入れられます。
新しいことばかりで何かと大変だった2020年。忘年会まで気を使うことが多いと疲れてしまいますよね。
アイディア次第、ものは言いよう、を合言葉にして、新しいことがちょっと楽しい、気軽な忘年会を企画してみてはいかがでしょうか。