現在、当主のブリュノ、セラーマスターのフィリップ・ブランがドメーヌの舵とりをしており、そこにブリュノの二人の息子エデュアールとアルチュール、長女のマルゴが参画しました。エデュアールは主に畑を担当、その後醸造に関わり、アルチュールはセラーと試飲を担当しています。畑では化学薬品は使用せず、オーガニック肥料(堆肥)を使用しています。 パーセル全体でビオロジック栽培を採用。手摘みで収穫されたブドウは部分的に除梗(0から10%)していましたが、ヴィンテージによって異なるものの、 長男エデュアールが加わってから、ここ数年のヴィンテージでは徐々に全房を使用した醸造を行っています(約30%)。必要に応じて低温マセレーションを行い、自生酵母による自然発酵を待ちます。樽熟成はクリマとヴィンテージにもよりますが16から22ヶ月。新樽率は20から50%でグラン・クリュであっても100%ということは有りません。銘醸畑のクロ・サン・ジャックに隣接する1級畑。ブリュノ・クレールの区画は斜面上部にあり、白い泥灰土の痩せた土壌。隣同士のクリマながら2つのワインの性格が異なり、こちらのほうが酸味が柔らかく、タンニンもまろやかでより若いうちから飲みやすいワインです。