シャトー・ド・フェルはボンヌゾーのエリアにあり、アンジューでももっとも古いドメーヌのひとつです。2010年に新たにブドウ畑を買い足したため、現在、シャトーが所有するブドウ畑の総面積は55haになりました。このうち丘の斜面にある20haの畑でビオディナミに挑戦しています。ボンヌゾーのほか、コトー・デュ・レイヨン、アンジュー・ブラン、アンジュー・ルージュ、ロゼ・ダンジュー、カベルネ・ダンジューなどを生産しています。ピーチやマルメロなど華やかな果実の香りをもち、蜂蜜のような粘着性も感じられます。辛口だがその凝縮感から甘味さえ覚えるほど。風味の中盤から生き生きとした酸味とミネラル感が盛り上がり、ワインにフレッシュ感をもたらします。ヤマメやイワナなど川魚と合わせてみても。