長野県塩尻市で1936年以来、地元の栽培家たちと共に日本の赤ワインの高みを目指してきた塩尻ワイナリー。標高700mに位置する岩垂原地区は、岩や石が多く水はけの良い土壌と寒暖差の大きさが日本有数の上質な赤ワインを生み出します。複雑で豊かな香りと凝縮感のある味わいが特長です。2020は岩垂原のぶどうの魅力を丁寧に引き出し、ブラックチェリーなどの黒系果実と樽由来のバニラやコーヒーを思わせる香りがバランスよく感じられます。果実の甘さと中盤からの厚み、滑らかなタンニンが溶け合い、やわらかいふくらみのあるワインとなりました。