ブルゴーニュで燦然と輝く銘醸畑のみを手掛けるルシアン・ル・モワンヌ。特級畑と一級畑を極少量のみ生産するミクロネゴシアンの先駆けとして、唯一無二の地位を確立しています。誰よりもブルゴーニュのテロワールを深く理解している当主ムニール・サウマ氏。彼のユニークな手法によって造り出されるのは、ブルゴーニュの偉大な畑の個性を純粋に表現したワインで、まさに愛好家垂涎の逸品ばかり。ブルゴーニュのあらゆる常識を塗り替えた、「夢のワイン」とも言える作品なのです。ラトリシエール・シャンベルタンは、ジュヴレ・シャンベルタン村の南部に位置し、東向きに面する特級畑。土壌の中からは多くの化石が多く発見されていることから、1億5千年前、この地は海であったとされています。ジュヴレ・シャンベルタンの特級畑の中でも、繊細でミネラリー、柔らかで女性的な印象のワインが特徴です。外観は明るいルビーレッドの色調。ブラックチェリーを思わせる濃密な果実のアロマに、リコリスやブラックペッパー、メントールなどのスパイスのニュアンスが加わった複雑な香りがグラスから溢れます。黒系果実のジューシーな果実味と柔らかなタンニンが広がり、肉厚な味わいを表現。さらさらとした印象の綺麗な酸味が流れるように口に広がり、長い余韻を導きます。