◎THE WINE by TOKYU DEPARTMENT STORE 取扱商品
フレンチオークでの育成には、選りすぐった複数のフレンチオーク樽を組み合わせました。製樽所それぞれの持つキャラクターが絡み合いシナジー効果が生まれ、凝縮されています。ドラマチックなトップの香味、甘いバニラ、豊かでまろやかに広がるタンニン、複雑で厚みのある味わい、そして長く続く余韻。この上品で奥深いフィネスとエレガンスをお楽しみ下さい。
塩尻の冬は余り雪は降りませんが寒さが厳しく、1月中下旬~2月上中旬の朝はほぼ毎日氷点下になります。この寒さを利用して、樽貯蔵庫へ冷気を入れて自然な酒石処理を行っています。2 月末には、1 回目の澱引きをして酒石を取り除いています。自然な酒石処理を行っておりますので、酒石の沈殿が瓶底に見られることもあります。その場合には、デカンテーションしてお飲み頂ければ美味しく頂けると思います。
約2 週間の醸し発酵後圧搾し、ステンレスタンクでMLF を行い、12 月に樽へ移して樽育成に入りました。樽育成開始後、定期的に澱引きを行い、人工的な冷凍処理はせず、塩尻の冬1 ~ 2 月の極寒時に樽セラーへ冷気を取り入れ、自然の冷凍処理を行いました。2021 年ヴィンテージは3 回目の仕込みで、樽は一空き・二空きの樽を使用しました。樽育成期間は16 カ月で瓶詰しました。(瓶詰め:2023 年4 月)また、澱下げ・濾過等の処理は行わず、無濾過で瓶詰めをしました。まだ樹齢6 年のブドウ樹ですので、このブドウのポテンシャルを充分に引き出すには、余計な澱下げや濾過は必要ないと判断しました。(UNFILTERED)澱下げしなくても口中でのタンニン分はスムーズで、滑らかに喉を通って行きます。