◎THE WINE by TOKYU DEPARTMENT STORE 取扱商品
ココ・ファーム・ワイナリーは障がい者支援施設『こころみ学園』を母体としたワイナリーです。1950年代、机の前での勉強が苦手な少年たちとその担当教師によって開かれた足利市の山のブドウ畑は、開墾以来、除草剤が撒かれたことがありません。 現在も自家畑では化学肥料や除草剤を使わず、醸造場での醗酵も天然の野生酵母や野生乳酸菌が中心となっております。“こんなワインになりたいという葡萄の声に耳を澄ませ、その持ち味を生かすことを大切にしています。ココ・ファーム・ワイナリーのワインは、2000年の九州・沖縄サミットで採用され、その後、様々な国際会議の食事会に採用されています。また、国際線のファーストクラスやビジネスクラス、特別列車などに搭載されています。学園の生徒達と共に歩んだワイナリーは障がい者支援の枠を越えて高い評価を得ています。北のぼリザーヴ2012は、伝統的な瓶内二次発酵と10年の長期熟成による、自然と膨大な年月と寡黙な手仕事から生まれたスパークリングワインです。キュヴェは日本屈指のワイン用ブドウの栽培家で北海道余市町の木村さんが育てたピノ・ノワールとシャルドネ。この特別なブドウを岩見沢のブルース・ガットラヴ氏が房のまま丁寧に搾り野生酵母で醸しました。このキュヴェは一次醗酵後にココ・ファーム製造チームとこころみ学園園生がティラージュ。瓶内二次醗酵後、更に酵母と一緒に10年間の長い眠りにつき、ゆっくりと香りの複雑さや味わいの厚みや奥行きを増していきました。ワインが最高の熟成状態になった昨年こころみ学園の園生たちが約60日間、毎朝毎?ビンを45度ずつ回しルミアージュを行い、澱をビンの口に集めました。その後、2023年にデゴルジュマンを行い、同質のワインを補うノン・ドサージュでコルク打栓しました。日本が誇る最高峰の品質とスペックのスパークリングワインです。熟したリンゴやオレンジピールのアロマに加え、はちみつやカモミール、吟醸香などのニュアンスも感じます。フレッシュな酸の後に熟成感のある果実味が続き、柔らかな余韻がバランスを整えます。